2015-8-15[土] WinCE機で NetBSD6.5MIPS系(x86系以外)CPUでの linux/unix環境ほしくて 中古でWinCE 機の Movile Gear II (MC-R730 と sigmarion初代)を入手してのを、やっとこさOS入れてみた。MC-R730 は CF と PCMCIA スロットあり、sigmarion は CF 一つなので基本的に MC-R730 を対象。 ググってみると WinCE 機の場合 linuxはかなり古いモノしかなさそうで、ただし NetBSD は今でも一応サポートされているようなので、これをお試し。 ググって見つかる各種サイトを参考に... 本家サイトでは
今となってはかなりメモリ少ないし(32MB)、GUIはハナッから あきらめ(そもそもインストーラで X 関係は None 扱いになってた)。 正直、linux以上に 知らないosなんで苦労多そう…てか躓きまくってる。WinCE側の事情がよくわかってないせいもあるけれど。
WinCE環境をぶっ壊すので起動のたびにWinCE初期セッティングを要求される… が、公式をみれば SHIFT+Powerで初期セッティング飛ばせるとのことで そんなにひどくはなかった(多少煩わしいけれど)。
また、すべての機種ではないけれど、CFから自動実行する仕組みがある場合もあるようで、運がよければ手間は省けるよう... だが、このへんは、ヒントにある方法で設定を幾つか試しても自動起動ならず...うまくいってません (公式の 対応機種表の boot の欄で *3 ついてるヤツが use hpcboot.exe となってるので、逆に他のYになってるのは自動起動可能なのかなと思ったのだけど…そうではないのか…)
iso ダウンロード7.0はrc2とかrc3のようなので とりあえず 6.1.5 を試す。 ftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/NetBSD-6.1.5/iso/
より取ってくるWinCE機用のisoファイルは、netbsd-?.?.?-hpc???.iso なヤツ。 Mips機なので NetBSD-6.1.5-hpcmips.iso を取ってくる.
インストーラでインストール
配布されている iso イメージは、他機種と共通だったり移植当初の状況もあってか、CD(SCSI)から ディスク(CF)へのinstallを想定されている感じ。CDでなくても、2ドライブ構成が前提のよう。 ただWinCE機の場合は Boot セクタ不要(利用できず)で逆に DOS(FAT)パーティション必須なので、予めCF上に DOS(FAT)パーティションを切っておき、そこに install 元イメージを配置すれば 1ドライブ構成でも install できそう... てか出来た。
Windows機で作業する場合、win標準の"ディスクの管理"では CF(フラッシュメモリ)に対しパーティションを切れないので
いづれかの方法を取る必要がある。 ここでは 3番目の方法でパーティションをきってみる。 なお今回 16GBのCFを用い、 MSDOS(FAT)領域 1GB、NetBSD 残り全部、のように割り当ててる。
※mc-r730 基準で書いたけど、結局不安定で実際は sigmarion でほぼinstall, lan関係からをmc-r730で作業した... というふうにインストールしたCFは、MIPS で kern-GENERIC 使うなら他の機種でも動く模様。WinCE側の hpcboot(pbsdboot)で適切に機種を設定する必要はあるけれど、netBsd環境自体に機種固有の設定は(あまり)なさげにみえる。といっても MC-R730 と Sigmarion初代 というどちらも Mobile Gear II な機種でしか試してないので他は未確認。
パーティション分けのためのインストーラ実行(他の方法でパーティション分済ならこの作業は不要) Win機で install 先 CF (16GB) を FAT フォーマット、unetbootin でダンロードした isoイメージ書込む。
WinCE機にそのCFを挿して、 入力欄にインストーラのディレクトリとファイル名を設定。 ディレクトリは
とりあえず他は変更せず、boot ボタンを押す。
Data in memory well be lost.Are you sure?
No symbol and/or string table in binary.(no fatal)
Push YES to boot.
テキストなメニューが出るので、 Installation messages in English を選択.(英語以上に他の言語わからんので) install NetBSD to hard disk を選択. minimam install を選択.(どうせ途中抜けなのでどれでもいいはず)
hdd なパラメータ2つ(63,255)聞かれるけど、Enter 2回押してデフォルトですます。
MBR ・・・を選択。 2ドライブ構成だと、DOSパーティションは hpcboot.exe(pbsdboot.exe)を置くための少量でいいけれど、今回は install元cdイメージを書き込めるサイズは必要だし、ファイルやりとりに使うかもで、16GBあるからざっくり1GBほどを設定。
a: start 1MB: size 1024MB MSDOS b: start 1025MB: size 残り全部 NetBSD c: unused d: unused
NetBSD のパーティションは設定しないとインストール継続できないのでそれも指定。
今回はパーティション分だけなんで、b: のデフォルト選び、その次も x:のデフォルト選んで
Please enter aname for your NetBSD disk[CF Card ]: yes or no で yes を選ぶと、パーティション分け&フォーマット開始。数回 continue待ちキー入力あり。
インストール元の指定のメニューが出てきたら、ここで初回は終了、WinCE機電源off&CF抜く.
Win機にCFを指す。
本番インストールCFのパーティション分が出来たら、本番インストール。 CFのフォーマット済のMSDOS領域に isoイメージを unetbootinで書き込み。
WinCE機にそのCFを挿して、 入力欄にインストーラのディレクトリとファイル名を設定。 ディレクトリは
とりあえず他は変更せず、boot ボタンを押す。
Data in memory well be lost.Are you sure?
No symbol and/or string table in binary.(no fatal)
Push YES to boot. テキストなメニューが出るので、 Installation messages in English を選択.(英語以上に他の言語わからんので) install NetBSD to hard disk を選択. yes or no は yes を選択. 対象CFに間違いなけりゃ Hit enter to continue でキー入力. minimam install か custom install を選択. custom の時は必要な物をマーク
hdd なパラメータ2つ(sectors[63],heads[255])聞かれるけど、Enter 2回押してデフォルトですます。 Edit the MBR partition table を選択。
a: start 1MB: size 1024MB MSDOS b: start 1025MB: size 残り全部 NetBSD c: unused d: unused b: の NetBSD を選んで active と install を Yes にする。 e:でセクター表示に切り替えて、MSDOS領域の開始セクタとサイズをメモする。( 開始2048セクタ 、サイズ 2097152セクタ)。 x: 欄でenterして次へ。
a: Set size of NetBSD partitions b: Use existing partition sizes は b (かaでデフォルトのままか、わかってる人なら都合で変更で) で、その次の一覧では a: ... FFSv1 b: ... swap c: ... NetBSD partition d: ... Whole disk e: 空欄 となってる. NetBSD側でFAT領域アクセス出来るように e: の空欄を MSDOS start 2048セクタ (4MB) size 2097152セクタ (1023MB)
な感じに 先のMSDOSパーティション設定と同じセクタ数を記入する.
Please enter aname for your NetBSD disk[CF Card ]: MyNetBSD これで準備okなら yes or no 確認で yes 後、partition きったり format したりが行われる。途中 Hit enter to continue で確認待ちになるので 入力して継続。
Install from メニュー
Install from メニューに来たら、
Device: wd0e File system msdos Base directory (空欄) Binary set directory /binary/sets Source set directory /source/sets (元のまま) に書き換える。(デフォルト設定は全然 WinCE実機向けじゃないわな)
x:で続けると tgzファイルの展開や MAKEDEV all が行われ途中continue待ち入力有)、うまくいくと 次の Configure Menu が出る。
Install from メニューから先に進めない時の手動インストール
Install from メニューから先に進めない場合は、Exit Install System で抜けて sh に降りて手動で tgz 展開をしてみることにする. (うまく行ってたらここ不要) こちら(hpcmipsみたいな環境でインストーラを使わずにNetBSDをインストールする)を大いに参考... てか 最初からこれに従ったほうがよいかも。
マウント&カレント変更 mount -t ffs /dev/wd0a /targetroot mount -t msdos /dev/wd0e /mnt2 cd /targetroot この段階のshは 人の入力考慮してくれてないので 上下キーによる履歴はおろか左右キーによるカーソル移動も出来ないので慎重に入力. tgz 展開 tar xzfp /mnt2/binary/sets/kern-GENERIC.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/modules.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/base.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/etc.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/misc.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/text.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/man.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/comp.tgz ログ出力無のほうがよいという話もありそ?だけど どちらでもエラーなる時は頻繁になった。一つのtar実行でファイル出力が終了するまで(hddアクセスランプが無明になるまで) 次のtarを実行しないほうがよさげ?なのかな。あと tar する都度 exit してメニュー戻って すぐ終了(Exit Install System)で sh に戻って、をしてたらマシな気がする...が exitした時点でおかしくなることもあり日によって状況違うので単にハード不安定が濃厚. ※ segmentation fault 等で進行不能なって再起動した場合は fsck -y /dev/wd0a でディスクチェック。
cd /targetroot/dev ./MAKEDEV all する. (この段階で fstab, rc.conf も編集しとくのも手かも)
umount /targetroot umount /mnt2 exit してインストーラのメニューに戻り、Configure Menu を選択。
Configure MenuConfigure Menu では
戻ってきたメニューで 終了を選択して sh に降りる。 対象パーティションをマウントする mount -t ffs /dev/wd0a /targetroot mount -t msdos /dev/wd0e /mnt2 この段階のshは 人の入力考慮してくれてないのでタブキー補完や上下キーによる履歴はおろか左右キーによるカーソル移動も出来ないので慎重に入力. カレント移動して cd /targetroot/etc
fstab を編集. (vi しかないのか...) rc.conf を編集. rc_configured=YES に変更して、 postfix=NO sendmail=NO 追加.(このへんは こちら とか見よう見まね) minimam install してて、他に入れたい tgz があれば このタイミングで展開. tar xzfp /mnt2/binary/sets/misc.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/text.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/man.tgz tar xzfp /mnt2/binary/sets/comp.tgz
等.
終わったら exit を実行し shから メニューに戻り、適当に電源offして WinCE再起動。
インストールしたての環境での設定
適当に電源終了して、WinCE再起動。
hpcboot.exe あるいは pbsdboot.exe を実行し、今度は ディレクトリ /, ファイル netbsd にして 自分の機種(NEC MC-R730)を選んで boot。
login: に来たら、root で入り、Configure Menu で設定した password を入力.
普段使うrootになれるユーザーを作成. useradd -s /bin/sh -m -g users -G wheel ユーザ名 passwd ユーザ名 (新しいパスワードを入力)
まだまだ pkgsrc の install とか諸々していかないと駄目なんだろうけど...( pkgsrc の tar.gz 展開でsegmentation fault出まくりとかで)...くたびれたので一旦終了
mc-r730よりマシとはいえ やっぱり 不具合が出ないわけでもない sigmarion での作業時間を思うと、pc に NetBSD いれてそちらで CFにファイル展開とか極力 済ませてしまうのが無難かもしれない。 (ほんと こちらの言われるとおりにやってればこんな手間食わずにすんだかもしれない...)
2015-8-14[金] USL-5P で debianちょっと前にamazonで中古 USL-5P 入手。IO-DATAのUSB-HDD別付のNASで、 SH4 でメモリ64MB の linux 機器。2004~2010年くらいまで売られていた模様。 debian 化が流行ってたのは 2004-7年付近なんでしょうかね? 玄箱の流行りの頃でもあり、当時 玄箱HGユーザーだった身としては SH4に惹かれつつUSB経由でしかHDD繋げられないから遅そう(メモリ64MBしかないし)と思って今一歩な気分だったのだけど、今回は NASとして使う気無しなこともあり、HDDない分 玄箱より断然小さくて白い箱は 今なら Raspberry Pi とかに近い気分。比較するとちょう2つ分くらい。なかなか かわいいヤツです。
USL-5Pの debian 化のページはググれば わりと見つかるけれど、
たぶん LANDISKで漕ぎいでな~♪ の方が用意されたモノを使っている人が多いみたいなので、お手軽にそれを使わせていただきます。 基本的に こちら の方の手順でできた。もちろん他の方々の頁も参考。 てことで焼き直しだけれど、以下 自分用の作業メモ(実際に作業したのは数週間前) 家内lanでのみの ssh(telenet)接続しての ちょっとしたSH4お試し環境としての利用なので、(ファイル/web)サーバー立てたりとかはしないです。
debian(etch) インストールCF(ディスク) の扱いを楽したいので そのへんは linux(mint) 機で作業。(webブラウザや telnet 接続は win機 使用)
あとは諸々install&設定していく。
2015-8-13[木] 中古 zx2000 に linux インストール(遅延書込8/16. 実作業は先月) 先月 amazon で 3万円台だったのでつい 中古の HP zx2000(itanium2 workstation. メモリ1GB) を購入。osとかは無しだけど debian か何かlinuxは対応してるだろう、と到着してから探してみれば debian8 では丁度 IA64 はサポート打ち切られてたという... 他を探してみれば gentoo で新しめのisoイメージあったけれどその他は対応なかったり対応していても結構古そうだったりと面倒そう(NetBSDもFreeBSDもIA64はイマイチ)。 とりあえず debian7.8 と gentoo の CD image 焼いて試してみたところ、どちらも CD 起動途中でbeep音鳴らしてシステムLED赤に変えてリブート... ひょっとして zx2000 対応してないのか? (ちなみに dvdドライブついてたので最初dvdで試したが起動対象にもならなかった) ググってみれば海外サイトで同じ症状の件がいくつか質問に上がっていた。どうも debian の場合 sarge(debian3.1) では動いてたようで etch(debian4) 以後ダメになったような(IDEドライバ?か何かぽい)話。 ただ、sarge から dist-upgrade してetchへの移行はできるようなので、 それを試してみて... いろいろハマったが 結論をいえば sarge からupgradeしていかずとも debian 6(squeeze) を直接 CDでインストールすれば とりあえず動いた。(sargeからupgradeしていくと lenny(debian5) までは無問題だけど 5 から 6 への upgrade が困難、てかうまく行かなかった) ただ debian 6 でも gnome 入れて立ち上げ、そこから logout した時に beep音&LED赤状態になってしまったので、コマンドラインのみにした状態。(ハングがなくても gnome環境すごく遅かったのでコマンドラインのみにしてただろうけど) まあ予定の範囲の結果なんでよかったかな、と。(うるさいし邪魔なので当面 物置部屋のオブジェだけど...)
ちなみにgentoo のほうも古めの cd imageを用いたら beep&reboot なくプロンプトまでこぎつけた。(2007 年版(install-ia64-minimal-2007.0.iso))
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