気が向いたらメモをとろ 2004 

数週間単位の(おもに読了)メモでしょう。




 2004-1-10 

あけましておめでとうございます...て、もう10日だ。 忙しいわけではないけれど年明け早々から去年末からのマスター再提出を 2度ほどくらい幸先の悪い年明けのよう。 あまりにもなポカミスを連発してる己が悪いんだが... 裏目裏目になってることもあって... 怖くておみくじが引けません(て年始の参りをしていないのがマズイのか^^;)

とりあえず、読了メモは、
竹岡葉月『東方ウィッチクラフト』。恋した相手が魔法使いで 誤って使い魔にされてしまった女子中学生が主人公の話。それなりに。★★★。

あと年末ちらっと見かけた編集特番に触発されて、十二国記を全巻読み直し。 ああ、もう、すっかり内容忘れてしまってるわ。ほんのちょっとの断片しか。 途中をすっぽり忘れてるだけでなくオチまで忘れてるのもあって、 初読に近い感覚で堪能。十分に面白いと判ってる作品をこんなたくさん読めってのは なんか得した気分...だけど忘れていたという喪失感もあって結局±0かも。

『マリみて』のアニメは、まずまずだったんで一安心。 (絵的には膝の位置がそこだと脱いだ時の体型が...とよからぬことを思ってしまったけれど^^;) 無性に無印を読み返したくなる衝動を誘発されます。 とりあえず我慢して変わりに完結したとこの長沢版の無印を通して読み返し... これもなかなか安定しててホッです(ああ声はすでにアニメ版になってしまうな)。


 2004-1-18 

竹岡葉月『東方ウィッチクラフト(2,3)』。 前向き一生懸命路線なんで、そこそこたのしく。 あとがきにBGM "EARTH BORN"とあるのが続きを読む理由ってのは 読み方としては間違いだろうけど、興味を持つきっかけってのは 他愛ない理由なもんだしで(作品は180度方向の違う世界だし)。★★★。

冲方丁 『マルドゥック・スクランブル(1)』。 とりあえず、まだ、読みかけなわけですが、いや、もー、ええです。 ★★★★★。

伊藤真美/冲方丁 『ピルグリム・イェーガー(2,3)』。 ★★★★。 "マルデゥック…"に触発されて、と。 キャラが多いなあ...結構先の長そうな話。


“マリみて”1話の録画を誤操作でロスト(唖然泣)。
なにやら、慢性的に不運(というかポカ)続きなような今年の日々です ...やる気が出ず意識が散漫としてる...てか、やることが多くて 現実逃避気味か。ちと、気を引き締めないと.

低いテンションを盛り上げてくれそうと期待の、コバルト(ハッピーバレンタイン小説特集) のマリみて短編は、はらはらどきどき悶絶しながら読み進めて期待を裏切る出来。ええなあ。 さすがです(ひびき漫画も別れのシーンですし、確信犯的)。 三奈子さんが出てきた時点で気づく人は気づくのでせう。 こういう話も好きだけど...読み終わってから自分がハッピーエンドを 求めていたことに気づいてしまい。 なんとなく、総別れギャルゲーに怒るユーザーを思い出してしまった^^;




 2004-02-04 

冲方丁 『マルドゥック・スクランブル(2,3)』。 サイバーパンク的にグローバルで派手に舞台を移動しまくるのかと思えば 以外と一箇所を丹念に。よもやカジノがあんな長いと思いませんでした。 いや、不満なんかなく満腹感を味わえます。登場人物も絞り込まれていて それぞれに。 男達がかっこいいなあ、だし。 ああストレートな思いってのはいいもんです (罠のようなものだとしても)。 ★★★★★。

沙村広明『無限の住人(15)』。 ★★★。 当然といえば当然の目的だわな。

大塚英志『リヴァイアサン』は、とりあえず追加の話と後書きだけ。 なんか、ストレート。気恥ずかしくなる無邪気な男の子達は少女漫画風味とでも思っとこう。 いろいろ引っかかる/気にかかる要素はあるけれど、 大塚本でしか得ていない類の情報でそれを判断するのは無意味なわけで... で、ま、素直に"出会っちゃった"話として楽しめば、と。

 他にも、既読が溜まってるが...実は、 左目を患ってしまったのだった。それも、かなり不味い状態に(T T)
で、しばらくパソコンは控える状態なんだが、 とりあえず書き終えてたプログラミング雑記が生ものなので腐りすぎて晒せないのも悔しいので 晒すことに...で、こちらもメモがきしてた分だけでも、と。


 2004-02-27 

結局、左目は、マズいままなのだった。
山場は超え病としては落ち着いてきたようだが 後遺症は残るようで、 左下(1/4)の領域がどーんと黒く塗りつぶされたまま、 大きな黒島が残ってる。 見えてる領域も右目に比べればちょっとサングラス状態。
まだ回復の途中だろうからよくなると期待するが 島の面積の変動の無さ具合を思えば楽観できないので 最悪現状のままを覚悟、といったところか。 ま、痛みや異物感や疲れやすさは収まって、 普通に目を開けてられるようになったので 徐々に普通の生活にもどれてるよう。

 と、読了メモ。

成田良悟『バッカーノ』。 禁酒時代のアメリカを舞台に悪魔との契約で不死者となったモノをめぐっての ドタバタの争い... ああ、ノリや構成が好み(まあ帯のパルプフ・・・の言葉に反応したわけで)。 なんか「銃と魔法」とつい比べてしまいますね。 その似てる部分と似てない部分の差に、いろいろ思ってしまう。 ★★★★。

樹川さとみ『死神見習い修行中』。 借金のカタに売られた少年を買った男は死神で弟子にするという.... 某弟子娘4人組の最終巻はまだか、で、つい手を出した。 イエットアナザーな弟子話、シリーズもんかな、と思いきや 一本の話で綺麗に語られます。 読んだときの精神状態のせいもあるが、泣かされてしまった^^; ★★★★☆。

久美沙織 『丘の家のミッキー(1)』。 ナニを今更てか、 昔、読もうとしてすぐ投げ出した作品だけど、 ある種の層への罠のような改装版のためてか (ええ罠にはまり踊らされてる馬鹿です>己) 今回もやっぱり自己中ぷりにめげぎみになるも 読了してみれば結構きにいってるような。 ★★★★。

竹岡葉月『東方ウィッチクラフト(4~7)』。 まずまず、てか、若いなあ、とおもってしまったり。 ★★★。

J.K.ローリング『ハリーポッターと賢者の石』。 いまさらに携帯版で。基本的に童話のような感覚。 先に映画を見てしまってるせいか、映画のほうがお話の出来がよいように感じられたり。 ★★★。

緑川ゆき『緋色の椅子(1,2)』。 ★★★★★。 王となった幼馴染みの即位を見に行くと、しかし彼は別人で... 「赤く咲く声」の人だなあ、で、読んでみればなかなかどうして、 ますます好みのお話書きになってた模様。 那須雪絵に近いモノがあるなあ(決定的に違う面もあるけど)、って、 絵も結構近いせいもあるか。

緑川ゆき『蛍火の杜へ』。 ★★★★★。 表題作は、お話としては見えてるラストへ向かう 奇抜でなくじっくりみせる話ですが... ああ、もう、なんという表情をさせるんだよー、と、 決定的に魅入られますた。 普通なら泣き顔やもらい泣きしそうな 表情で描かれるシーンを別の表情をさせられると、 そしてそれがより繊細だったりより胸の詰まるものに なったりすると降参状態です^^;

緑川ゆき『アツイヒビ』。 ★★★★。 学園モノ連作。微妙な加減が好みにあう、と。

及川七生『月夜烏草子(1-3)』。 ★★★★☆。 明治時代の女学生の主人公と、彼女に入れ込む物の怪の織り成す話。 雨柳堂やら百鬼夜行抄やらに近い感じかな。

幸村誠 『プラネテス(4)』。 ★★★★。 手堅く締めたよう。でも、こちらの期待が高すぎるゆえか (お話や心情の)流れが微妙に無理してる感じをうけたり... ってそれが大事かというとそーでもないけれど。

安野モヨコ『さくらん』。 ★★★★。 吉原モノ。強く生きる女、で、これも表情がええなあ、と。
木村文/牛田麻希『問題のない私たち(3)』。 ★★★。 物語で"問題"を扱うことの難しさ、 "問題"を物語に回収することの繊細さ、 みたいなものを意識させられてしまうような。
山本修世『告白倶楽部』。 ★★★。 みえみえに相思相愛で甘々で満足なのでした。
時計野はり『お兄ちゃんと一緒』。 ★★★。
長尾文子/横溝正史『犬神家の一族』。 ★★★。 なかば義務的に...JET版と見比べるのも。 なんか、なんともいえない、金田一の顔です。
聖悠紀 『超人ロック 久遠の瞳(1)』。 ★★★。 “ジュナンの子”の上書き開始。
富樫義博『HUNTERxHUNTER(19)』。 ★★★。 基本的に意地悪なんだな。
王欣太『蒼天航路(30)』 ★★★。
柳原望『とりかえ風花伝(1)』。 ★★。 "とりかえ"ってことでつい手にとってしまったが、うーん、 中身が☆☆で結構自由に交代できる... 期待した方向と違った ためにちょっとごめんなさい。


 2004-03-11 

現状のモニターに不満はないのだが、 悪くなった目の負担を減らすため、 液晶モニターに買い換えた。 DELの1600x1200にしては安い奴。 (己にはかなり痛い出費だけど。 もちょい足せば良ささげなノートが買えると思うと)。 縦置きができてちょっと幸せ、てのもあるが、 それより19インチモニタのために机の後ろ15cmほど隙間を 取ってたのをつめて部屋が広くなったことがもっと幸せだったり。 ただ手持ちのGF3だとDVI出力なく D-SUB経由でゴーストが出るので(まあ解像度が解像度だし 某マップの店頭品みて承知)、Gカードも買い替え。 安めのRADEON9600XTを... ラス1の展示品だったためか見事に不良品。 結局安全牌的にATI製の奴に。DVIは大丈夫に綺麗、出費のことは忘れよー、で満足 ... あ、ATIのって縦表示ってできないの?(T T)

恩田陸『六番目の小夜子』。 なによ、これ、と、 いい意味で裏切られもって、 ずっとドキドキしながら読み進めました(ホラーという意味ではなく)。 (最後はちょっと弱いかもだけど)。 ★★★★★。

長沢智/今野緒雪『マリア様がみてる(1)』★★★★。 なかなかどうして、単品としても幸せな出来。 アニメ版は"間の無さ"ぶりに毎度もったいなさを感じながら見る羽目に なりますが、コミック版はウマく1冊にまとめてくれています。 ただ、ぎりぎり、って感じもなくもない。 我ままだけど、どうしても小説版無印の魅力と比べてしまって 物足りなさを感じてしまう面はある、で。 主に尺の制限のためだけど、 今作に限らず情報量的には小説1冊に対しコミック2冊分前後が順当 に思うことが多いので...もちろんメディアの表現効率の違いをうまく 料理すれば1冊でも十分にはなるんですが。
物足りなさ、ってのは、まあ“ケーキバイキング”感って奴でしょうか。 コミック版やアニメ版はこの要素がそぎ落とされてしまった感じ。 でCDドラマ版のほうはちょっとは入ってるんですが... いや、ま、“なんかしあわせ”のような内面の溶けてるセリフなんですけどね。 小説(無印)では、この祐巳の、祥子様を許し愛するに根ざした 内面の突っ込みやトロケ具合による“甘さ”が大きく魅力なんだなあ、と、改めて思ってしまうしだい。

槻宮杏『楽園ルウト』。★★★。 その能力/羽を双子の男の子達に 転移してしまった天使のお姫様が、羽を取り返すため 双子とともに生活する話。瞬間成長はつい違うアングルを想像してしまいそーです^^;

マツモトトモ『美女が野獣(3)』★★★。 (作者の)迷いというか動かないキャラを無理やり動かそうとして御しきれていない ような印象。

尾田栄一郎『ONE PIECE(32)』。★★★。 地上へ帰還。限りない大地へ向かうのがツボですた。
福本伸行 『賭博破戒禄カイジ(12)』。 ★★★。 土壇場の駄目っぷりがいい、と。


 2004-05-05 

溜めすぎた読了を思い出しながら(T T)。

今野緒雪 『マリア様がみてる チャオソレッラ!』。 修学旅行記。 見聞録なイベントの進行で お話としては波乱なく。 本編進行(妹問題)にヤキモキしてるとジレッたかったり ドラマティックな展開に飢えてると肩透かしなんだろうが 今は溜めの期間なのね、と。 いや、もう、これでもかとサービスな 甘甘のケーキバイキングなんで満腹なのでした。ゲップ。 まあ、キモは食後の短編でせうが。 (祥子は無意識にか(嫉妬して?)、かなり意地悪さん。 そんな追い込むようなことを言わずとも、と。 これでかなり可南子は縛られちゃったね。 あと、旅行記側でも、祐巳が二人を候補として認識していることが 描かれているのが収穫か。 さすがにそこまで鈍くない...てか、偏りがあるだけで 他人の気持ちに対して察しはいいほうだろうし)。
...と、今回なによりの爆弾はあとがき、だったかな。 わかるけど、 作者本人から示されると、 その手のこと(時代見積もり)をやっちゃってる身としては結構へこたれるモノあるな^^;。 うちのは内容はみっともないし僻地なサイトなんで影響なんざないだろうが、 存在自体が全体を助長するって考えはある、か。いや、けさないけど。
巨大に膨れ上がった人気に,作者も御するのが精一杯なんかなあて 感じだけれど、アニメ化でさらに、だったんかなあ。 作者に直接(ファンレターで)意見してる人もいるんだろうなあ。 都合よく信じちゃったり受け売りしたりする人ってのもいそうだし。 無粋でも直接的に言わざる得ない状況になってるてことかな ★★★★。

成田良悟『バッカーノ 1931鈍行編,1931特急編, 1932, 2001』。 手法的に結局ブギーポップと似た味わいとなるのが好みってわけで。 ただ強いキャラの表現(性格)ってこうなるか、って向きも。 ★★★☆。

氷室冴子 『クララ白書(I,II)』。 親の転勤についていかずに女子高に留まるため寮に入った主人公と身の回りに起こる話... 例によって何かの罠にはまってるのでせうが。 続き(アグネス…)が見つからないのはくやし。クララに続けて復刊して たわけじゃないのね(T T)(単行本で出てる?ようだけど1巻のみ?)。 丘ミキよりも好みに思ってしまうのは、やっぱり野郎の出番(頻度/役割)のためでせうかね... ええ、己も、男が出てこないほうがいい(楽しい)、と思う奴だということを 認識してしまいましたよ^^;。 ★★★★。

久美沙織 『丘の家のミッキー(2)』。 外人さんやら少女小説家やら、新しいキャラが増えるの巻。 ★★★。

酒見賢一『陋巷に在り(8)』。 己が患ってるときに読むのは結構辛くて放置してたのをなんとか。 ★★★。
酒見賢一『周候旦』。 「陋巷に在り」の外伝/副読本、というわけではないけれど... あわあわと。 ★★★。

小川一水 『ハイウィング・ストロール』。 世界や存在の役割についての描き方/説明が 急ぎすぎ(短絡的)に感じてしまえて、 勿体なく思えてしまうのだった。 (なんとなく、他の作品にも共通する荒さというか 割り切りみたいなものが、魅力を失速させているような) ★★★★。

樹川さとみ 『楽園の魔女たち(20)』 完ではなく、中、だった。ある意味、ほっとする。 やっぱり、長い話の最後はそれに相応しく描きこんでほしいなあ、と 期待してしまうわけで (せめて、駆け足感だけは漂わしてほしくないなあ、と)。 ★★★★。
樹川さとみ 『千の翼の都』 ウメェ、大当たり、 (SF系)ファンタジーで、きっちり組み立てられていて、おいしかったです。 ★★★★★。

吉川良太郎 『ギャングスターウォーズ』。 パレ・フラノのある世界の上海を舞台にマフィアどもは暗躍、と。 (結局、すべて、仮想世界ってことか?) ★★★。

上遠野浩平 『機械仕掛けの蛇奇使い』。 いつもどおりの味。 ちょっとイラストに騙されている気がしないでもないけれど^^; ★★★。

豊崎由美,大森望 『文学賞メッタ斬り!』。 各種文学賞、受賞作を対象にした対談本。 話題な本てことで。 (大筋こちらで読めるけど) ★★★★。

おおの藻梨以 『くにたち物語(1,2)』 ★★★★★。昔、途中まで読んでて最後をしらないので... て、書き下ろしのエッセイをみるともとより未完だったのか? 大半わすれてて、新規同様にやっぱり面白いのだった (とわいえ、お亡くなりになるキャラはやっぱり覚えていたな)
日高万理『ひつじの涙(7)』。 ★★★★。きもちよく完。
萩尾望都『バルバラ異界(2)』。 ★★★★。いまのところ結構わくわくしながら。
河原和音 『高校デビュー(1)』。 ★★★。中学時代ソフトボールに打ち込んだ少女が 高校では(少女漫画のような)恋をしようと奮闘する話。 先生に比べちと力技/作り物的な発端なんで、さて。
神坂智子 『天竺夜話1 パールシーの踊り子』。 ★★★。植民地時代のインドで、自分の出生を探る少年の話。まあ、例のごとく。
紫堂恭子『王国の鍵(4)』。 ★★★★。クライマックスに突入してるんでしょうか?
成田美名子 『花よりも花の如く(2)』。 ★★★。 そーいえば、NATURAL以上に野郎ばかりだったのね、で、 ヒロイン(候補)なんでしょうか^^; (て最後をみるまでヒロイン不在であることを認識してなったよ)
海野つなみ『回転銀河(2)』。 ★★★。(1)も基本は普通だったけれど、(2)はさらに普通って感じか。
羅川真里茂 『しゃにむにGO(17)』。 ★★★。試合中。
浦川まさる&佳弥/東野圭吾 『殺人現場は雲の上』 ★★☆。 フツーな出来な気もするけれど、欲目が働くと辛い面もありで。
呉由姫 『金色のコルダ』。 ★★★。 ゲームのコミカライズ。
JET/横溝正史 『真珠郎』。 ★★★。らしく。

佐藤マコト 『サトラレ(6,7)』。 ★★★★。丁寧に歩んでます。
あずまきよひこ 『よつばと!(2)』 ★★★★★。みんなラブリー。
衣谷遊/大塚英志『リヴァイアサン(9)』。 ★★★★。とりあえず、めでたしめでたし。
貞本義行 『新世紀エヴァンゲリオン(9)』。 ★★★★。主人公の中身が違うと、やっぱり違う作品だなあ、でどう着地に向かうのか、ワクワクで。
安彦良和 『機動戦士ガンダム the orign(6)』。 ★★★。少年少女なんだなあ。
美樹本晴彦 『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル(3)』 。 ★★★。いよいよ、って感じに。
浦沢直樹 『20世紀少年(16)』 ★★★。話が転がって転がってなんで引っ張られるけど、 ノスタルジィの部分にさほど基盤のないものにとっては のめり込みにくい面もあり。
福本伸行 『賭博破戒禄カイジ(13)』。 ★★★。完。甘いままでも、と。
福本伸行 『アカギ(1~14)』。 ★★★。絶対的に強すぎる主人公なんで安心して。
浅野いにお 『素晴らしい世界』。 ★★★。
曽田正人 『capeta (3)』。 ★★★。読めばおもしろいけど “過ぎる”感じに覚めてしまうのは 飽きがきちゃってるのだろう>己。

『蘇るPC-9801伝説』。 98なんぞにさして思い入れはないけれど、 各人のインタビューが面白ろそ、 2004年版 Ah!SKI なんかもある、で... てか、"Yoのけそうぶみ" に歓喜して。

『Kill Bill vol.2』。 相変わらずな終わり方。 シツコイくらいに同じなのは癖なのか信条なのか。 まあ、それなりに楽しく。


例によって間が開きすぎ>己。
この間、何があったっけ....ああ、 実家の改装に伴い、一時退避品を預かったりしてたのだが、 親父が 本を処分するといいだしたので結局引き取ることに (ま、引き取るだろうことを見越されてるわけで。 己の分も混じってるんだし)。海外SF 800冊ほどが 本棚ごと鎮座。 2/3未読のはずだが、さて読むことはあるんだろうか... 少なくともこのうち 1/3 以上を占めるペは読まんだろう (現在298巻?...もうすぐ300...って、邪魔ッ)。 気が付けば、海外SF自体読まなくなってるものなあ。 読了メモ始めてから一冊も読了していないもの。 たまにお気に入りを読み返したりしていないわけじゃないけれど、 新規のは読み始めても終えれてない... 日本人的キャラ駆動でないと駄目になってるのか>己。

と、基本的にはいろいろ低調な気分/体調がつづいていて (3末4頭なんか胸痛いの続いてると思ってたら 健康診断で医者に何か強く打った?内出血の跡がある、 と言われたり)、仕事のほうも不調でかなり遅れ、他にも諸々、 悪いことが続いてる、てか、悪循環してるってか、 がんばれてない自分が悪いって認識はあるけれど、 一つ躓くと冗談のように連鎖的に悪目が でるものだなあ... で、思ったよりも読了たまってるのは、現実逃避の 跡以外の何者でもないわな。

ま、そんなこんなで、 もうすぐサイト満4年だし、区切もよさそーと みなして、ちと、方針変更。読了した漫画/小説 全てを記入してたのだけど(実際には漏れもあるが)、それは止めにしようかな、と。 さして内容ないしたいして量を書いてるわけでないけれど 結構負担になってるので。 まあ当初の目的(自分はだいたいどれくらいのペースで本を読んでるのか)は果たしたし。 (他にも変更しようと思うことはあるけれど、思案中)
(よーは仕事が忙しくなるだろうから放置頻度がさらに上がる、と^^;)


 2004-05-27 

とりあえずむなしく age++ の痕跡だけでも、と。

樹川さとみ『ブラインド・エスケープ』。 誘拐話。これもぼーいみーとがーる。もちうまく。 (ライトノベルか否かは技術力の問題でなく様式/お作法の違いだよなあ... と思い起こされてしまう時点で危ういのかもだけど) ★★★★。

谷川流『学校を出よう』。 以外にあれなSFで、好みの模様。 ★★★★。

那須雪絵『それからどうしたの?子猫ちゃん』。 ★★★★★。 題名だけだと一見文庫落ち、なんですが、 元々の併録だった「天使とダイヤモンド」は先に文庫に入っているため、 変わりにGWがワイド/文庫落ちするときにはみだした短編が収まり、 てか単行本未収録の短編が3本もあったりで、 実は、新規の短編集になってたり。 個人的には 「雪女」「大沢とわたし」「美形いりませんか」などの お気に入りの作品が詰まってて幸せ。 ("子猫ちゃん"の原型?である短編が一緒に収められていないのは ちと残念だけど...方向/ノリが違う系統だからしかたないか)

森薫『エマ(4)』。 ★★★★★。 遅すぎず急ぎすぎず期待を裏切らない流れの中を丁寧に みな生き生きしてます... エレノアさんに移入してしまうと お母さんは悪魔のようかも:)

志村貴子『放浪息子(2)』。 ★★★★。子どもタチはとーぜんとして、 へんなカップルも担任の先生も、なんだろーこのかわいさわ、と。

おおの藻梨以 『くにたち物語(3)』 ★★★★★。やっぱりノスタルジーか。年齢的に、今、よりも、この時代の"学生"のほうが身近なのね。

獣木野生 『THE WORLD(4,5)』。 ★★★★。 かわり変わらず再話新話で語り行くのです。 サイトを見るとパームの8章がスタートするらしい(てかもう雑誌発売中か)。

小畑健/大場つぐみ『デスノート(1)』。 ★★★★★。 悪魔と契約(てわけじゃないけど)して 探偵合戦。ああ、なるほどにウケるわけだ。もち、気に入ります。

五十嵐浩一『ペリカンロードII(4)』。 ★★★。 裏表紙の滋だけで期待度は上がり登場に嬉々としてしまう... ただのオールドファンです。

村枝賢一『RED(15)』。 ★★★。やっとこさ。 でも最後の表情はいまいち(贅沢だが... 彼女の事情でなくRED/お話の都合の顔にしか見えないのが)。




 2004-12-31 

思うとこあり?で 2,3ヶ月自粛のつもりが、 気が付くとすでに7ヶ月更新してないことに… て書きかけで年越して結局放置してたら、 1月も後半だon_
 案の定、選別して書こうなんて思うと、 つい気張って/いや不精になって、 結局書けないって自体にしかならないのだった。 どうせたいして量読んでるわけでなし 考えずにメモるがやっぱりベターなのな. とりあえず、2004年の読了をば(つーか、半年以上ためるとやはり多いわ)

 と、今年(2004)の購入本は良くも悪くも こちらや、 の影響を受けてます。面白い作品に楽に会える結果になったので、やっぱありがたい。


谷川流 『学校を出よう(2~6)』。 (2)は三日未来の自分と三日過去の自分がタイムスリップ出会い... 状態も登場人部も1巻とはほとんど独立した状態で始まり きっちり続編になってる作品。 (3~)は(1)の続き、というか、ドタバタの脇役二人が主役を乗っ取って。 なんというか(1を含め)、いずれも、各巻各様にニヤニヤと楽しめるSFでした。 物足りなさを含めてお気に入りになってしまったような。
好みなSF(やミステリ)のネタ/アイデア/ガジェット/扱い方だったりで、 きっと同世代だろうなあと思ってたら このラノ"を読めば案の定。 結局、今年一番のお気に入り作家になってしまった模様。 ★★★★★。
谷川流 『涼宮ハルヒの憂鬱/溜息/退屈/消失/暴走』。 上記の通りで、こちらも。 あとがきからすると、"学校(1)"が落選作(だけど見込まれて拾われ)、でその反省から 書かれた憂鬱がみごと受賞作、ってことらしく。 そのせいか学校1と憂鬱は下地のアイデアが同じところから始まっていて、 けれどその後の続刊での枝分かれしていく様は興味深い... (てのは大げさか、 一巻での完結度が高い分ハルヒは弄りにくく、学校のほうが補完/改変の余地が 大きかっただけなのかも)。 ★★★★★。
谷川流 『電撃!!イージス5』。 女の子な戦隊モノの司令官役を男の子がする、と。 ★★★★

乙一 『夏と花火と私の死体』 『天帝妖狐』 『平面いぬ。』 『失踪HOLIDAY(しっそう×ホリデイ)』。 デビュー作は、年齢どうこうに関係なく、なんやねんこの美味さ/読みやすさは、と。 他の短編も。「はじめ」とか「平面いぬ。」とか...ああタイトル上げ出したら 半数以上大当たりなんで不毛やな。 (と、お気に入りで買い込んだはいいけど、結局読めない不甲斐なさ... 不精もあるが、一気に読むのが勿体無い感じも...) ★★★★★。

桜庭一樹 『GOTICK (1~3)』 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』。 この人も技術/筆力あって油の乗ってる/旬な書き手さん、って感じで、気に入ってしまい。 "砂糖菓子"のようなイタくてセンシティブなお話を突発的に書き上げてしまうあたりがなんとも。 ★★★★★。

小川一水 『復活の地 (1~3)』。 3巻が出たときに読んでると、あまりにタイムリーだった地震SF。 出来は過去の作品を差し置いて代表作になってもよい感じで。 (例によって、"そうか!"的に思い至るシーンはあるけれど...もーマーカーかもしれんし)。 そういや今年のSF大会はホクホクでした。星雲賞/暗黒星雲賞での堂々とした行動を見れたり、 野尻抱介/林譲治をパネラにした企画に急遽?加わられたのを視聴できたりで。 ★★★★★。

有川浩 『塩の街』。 塩に侵される地球を舞台に生き残った少女/人々の話。 どうも絵柄から違う方向を想像してしまってたんですが、 著者が女性と知って慌てて読んだという...駄目やん>己。 で、これも大当たりなのでした。 (伸たまき系の)女性的で泣かせられる純愛話で始まり、 繊細な面と大胆な面が美味しく同居してて。 「ひとめあなたに」を連想してしまったりってのは 単に終末な設定だからか。 最後まで穏やかに終末を迎える世界かと思いきや ちゃんと反撃できる人類/自衛隊に喜んでしまうのでした。 ★★★★★。

恩田陸 『光の帝国 常野物語』。 能力を持つ一族の、波乱も哀しみもあるけれど緩やかで強い営みを描いた連作短編。 続きってどれになるんだろう(て、あるのかないのか..)。 ★★★★★。

樹川さとみ 『楽園の魔女たち(21)』。 大団円でした。 ★★★★★。

上遠野浩平 『しずるさんと底無し密室たち』。 某"事件"とちがって(まああっちはSFのそれだし)、 今回もちゃんと?現実に帰着するミステリーな短編集。 ★★★★.
上遠野浩平 『ソウルドロップの幽体研究』。 現代を舞台にしていつもどおり他作品とのリンクがあると 能力者もいるしでブギーポップとの地続き感はさらに強く(イラスト/出版社の違いだけ)。 ★★★
『ビートのディシプリンSIDE3』。 帯には"クライマックスへ"とあるが、さて。 ★★★.

成田良悟『バッカーノ 1933(上下)』。 たくさんのスゴい奴やら究極的/悪魔的な反則野郎やら キャラクターのインフレですが出会うものだ会わないものがいて タペストリに編まれていく物語はやはり楽しい。 ★★★★。

海原零 『銀盤カレイドスコープ(1-3)』。 (1,2)はフィギアスケート界を舞台に、 窮地にたった選手であるタカビー少女が 取り付いたカナダ人の男の子の霊と共に 努力と根性と才能とで突き進むお話。 (3)は続編でペアもの。 (正月、実家でフィギア関係の番組をやってるのをみると、なるほど、と) ★★★★。
海原零 『ブルー・ハイドレード』。 潜水艦モノ。海中都市だけで生きながらえてる国家間を舞台に、 歯車がずれて反乱してしまった士官候補生の少年少女たちのお話。 成長の楽しみな子ばかりで続きが気になります (個人的には仕事でこけた(ハズの)潜水艦モノを 連想してしまって妙な気分もあり... 海洋/潜水艦モノって、どの程度一般化してるもんなんでしょかね) ★★★★。

桜坂洋『よくわかる現代魔法(1-3)』。 コンピュータも道具として活用する現代にいきる(ハッカーじゃなくて本来?の意味の) 魔法使いのお話。 よい感じ。 完全読本2のインタビューを見て職業がSEだし同世代ぽいので興味を覚えたんですが、 プログラマ小説としての面は(少)なく、ちょっと残念な気持ちになったり。 ★★★★。

川崎康宏 『Alice』。 新作が読めるだけでも幸せなんでせう。 ちゃんと女の子が主人公(熊じゃない)。 で、とぼけた/ずれたユーモアというか テーストは相変わらずで堪能。 ただやっぱり、 多くの年頃の読者さんが求めてそーな 感情の起伏をストレートに起こさせてあげる要素 に対しても微妙にずれている感じもあるので (興味の対象じゃないぽいよなあ)、 ついヤキモキしちゃうのですね。 ★★★★。

今野緒雪 『スリピッシュ ひとり歩きの姫君(上下)』。 (『マリア様がみてる プレミアムブック』) 『マリア様がみてる 特別でないただの一日』『マリア様がみてる イン・ライブラリ』。 マリみては、 期待の大きさと進展の具合からどうしても停滞気味に感じてしまうのが... 一つ一つはそれなりに楽しいけれど。 (結局、なんぼ冊数出しても、作者の中での物語り進行に必要な現実の時間は 早くならない、てのかも...オーバーヘッドが増える分むしろ遅くなるのか)。 あと本編主要キャラをすえた短編が増えるのをみるにつけ、 どうしても作者が読者に振り回されている感じにも思えたり。 スリピッシュは良くぞ出してくれたという感じもあるが (上下そろうまで我慢してた身としては)、それ以上に夢の宮の新作のほうが^^; (いやそしたら未だ入手できない亜心王の下巻とか増刷されんかなあ、と) ★★★★。

森岡浩之『星界の戦旗(4)』。 やっとこさ。でも、戦争はまだまだ終わりそうに無く。 ★★★★。

林譲治 『非戦 (1-3)』。 林譲治を読みたくなり、やっぱりSFでなくとも、で、 タイトルに惹かれたということもある。 デモクラシー化され柔軟な人材を多数要する日本軍/政府ってのは かっこよく、なかなかに楽しかったけれど、 段違いに圧倒的に日本側が良すぎて強すぎて、途中から退屈な面も... 日本側のシステム/体制がスマート/効率的なのはいいけれど、 日本人みんな頭の回転いいし不可抗力的な原因以外では過ちを犯さないのは (結果として大域的なミスだとしても その状況におかれた者の情報の範囲で最善な選択をした結果)。 敵国にはなんぼでも愚か者がいるのに、また切れ者も(少)なく、てのは... 多少なりとも敵側にも魅力的な人物模様がないと、 切れ者ばかりの集団の嘘臭さが引き立つもののよう。 て、わざとやってるんだろうけど... なにか露骨にお仕事的な組み方で、ある種の願望に忠実に応えてるような 感じもするし(偏見)。
★★★。

秋山端人『イリヤの空、UFOの夏(1~4)』。 うまく面白くはあるけれど... 「最終兵器彼女」と同じ嫌さがある作品かなあ。 高橋しん、に対するよりかは全然いい感触だったけど。 設定とか話の流れが近いせいで、最初っから引いた目でみて のめり込めなかっただけとも (きらいな最終兵器彼女と同じこという作品かも、で)。
ああ水前寺にしろ(学校を出ようの)宮野にしろ、 実はこの手のキャラ造詣(すーぱー先輩) は結構己の好みなんだな、と 自覚してしまった。 ★★★。

高野和『七姫物語(1,2)』。 やさしいキャラクタたちの織り成す戦乱を 淡淡とした文体で紡いでくれて雰囲気が魅力って感じかな。 個人的には"統和"という言葉にものすごく気になってしまったのだった。 (駄目とか嫌とかいう意味じゃなく... この言葉の出自って、 上遠野耕平作品以外にもあるのか...ググたら中国の年号とかも あるにはあるようだが...) ★★★★。

豪屋大介『デビル17 (1,2)』。 紹介本で興味を覚えて。 もーちとあからさまに無分別でイカれたノリかと思えば、 そうではなく一応主人公は根はいい子状態を保っているようなんで 読みやすんでせう。免罪符は大切だ。 エロ&バイオレンスなオヤジ向け娯楽小説をラノベの作法でやると って面もあるんでせうかね。 ★★★★。

荻原規子 『西の善き魔女(1~5)。外伝1』。 竜のいる世界での、貧しい娘が実は王女様で始まり、 王位継承やら世界の仕組やらで楽しませてくれます。 つーか、主人公の従姉妹にあたる 清楚な王女様が実は文芸腐女子でってノリが良くも悪くも。 (その姉はコスプレーヤーだし、周りの男は 研究馬鹿な学者達や朴念仁な坊ちゃんだったり... 登場人物が妙におたく系ばかり)。 (本編は勢いよく読めたけれど、己的にキャラ追いな興味を 持つ作品でなかったせいか、外伝の残り2冊、どうしたもんか...) ★★★★。

酒見賢一『陋巷に在り(9)』。 シと再生。★★★。

おかゆまさき 『撲殺天使ドクロちゃん(1)』。 まあ、それなりに楽しく。 ★★★。

鎌池和馬 『とある魔術の禁書目録(1)』。 勢いとか伝えたい感情はほとばしるけど文章技術がついてきていない感じです。 が、終わりよければ(ハッピーエンドという意味ではなく)、てとこでしょうかね。 ★★☆。

殊能将之『キマイラの新しい城』。 このシリーズらしい愉快な話。 ★★★。

ひろゆき 『元祖しゃちょう日記』。 ネットで見に行けば読めるんでしょうが(?)、 なんとなく電車での暇つぶし的に買ってみて、そこそこ... いいバランス感覚の人なんだなあ、って思えますね。 上に立つ人(社長)のタイプを “0を1に出来る人、1を10に出来る人、10を11に出来る人”で 分けてみる話にちょっと心引かれたり (マイナスを 0に出来る人、ってのもあるなと連想したり)。 ★★★。

島国大和 『ゲーム屋のお仕事』。 どっかのわりと大きめの会社ぽいトコの 企画業の方がかかれた実際の企画業の話。 言い回し/表現は別として ゴシップ的な少なく 基本的に当たり前のことが描かれている。 会社の規模/体制によって詳細の違いはあれど いづこも同じだよなあ、と思いつつ 現状の再確認で終わった感じで、 読んでて楽しくありませんでした(泣)。 (いや、業種外の人や夢見るティーンに向けてるんだろうけど) 10人にも満たない零細企業のPGの身としては、 ちゃんと専業の企画業/アシスタントが いる会社ってだけで羨ましいものなあ。
ああと、ちょっと気になったのはシナリオの話。 なんというか、ゲームのシナリオをやる人は、 どうも必要以上に、ゲームのシナリオは特殊、 ってことを訴えたがるような... 下手な人だけでなく上手い人もだけど。 もちろん特殊な面も多々あり、 文章以外で表現すべきこともあるが、 逆に、文章で表現しなければならないことを 表現できずにいるコトの言い訳をされてるようにしか 思えないことが... あがって来たシナリオがつまんない人ほど、 このことを口にしてる印象があるのんね(偏見/私怨です:-)。 ★★★。

みなもと太郎 『お楽しみはこれもなのじゃ』 ★★★。 漫画のセリフをお題にその作品/作者も論じたたエッセイ集。 やっぱり文章の面白い人だよなあ、で。

大塚英志の 『「おたく」の精神史』 『新現実vol3』 『コミック新現実vol1,2』 (あと、かがみ♪あきら『ワインカラー物語』) 等は別枠でメモ書いてて纏まらず放置中(そのうちなんとか...) (なんてか"かがみ♪あきら"を語られることに当然喜んではいるのだが、 今語られることに動揺してる面も多分にあって)

ササキバラゴウ 『<美少女>の現代史』はなかなかによく。 て、中身はすっかり忘れてる気もするけど.... そーいえば、夏のSF大会でも著者見たくてパネル見に行ったっけ。 残念ながら、特にササキバラゴウ目当てで見に行ったものとしては、 題材があまりよろしくなかったかもしれないけど。 (DAICON FILM関係を語るのには立ち位置を上手く確保できない感じで 客分的/下請け的な遠慮をされている感じだった... つーか想定されてた客層とは全然違うお年寄りが大半なのが敗因だろうけど.

『ライトノベル完全読本(1,2)』
『このライトノベルがすごい』
『ライトノベル★めった斬り!』
ライトノベル関係は今が"収穫の季節"ってことなんでしょうか。 2chの関係スレやら こちらなんぞをよくみるようになってたり。 他ジャンルの勢いがそがれて相対的に、てのもあるでしょうが、 ジャンル/市場の成熟というか純粋培養のお客さんや作者の (最初の世代の)高齢化に従って発生した欲求...ちゅうか、 ライトノベルが一気に増え始めた80年代中ごろに年頃で "それが最初"だった人々が丁度 編集者でも働き盛りなんかなあ、気がしなくもない。

『ライトノベル★めった斬り!』は 自分との距離感がママわかる評者二人(大森/三村)なので、 ありがたいガイドブック。 基本的にまだSFファンの気分もあるし。 "まえがき"もいい感じ。 (いきなり本題的に要点に切り込んでくるときの大森氏の文章って)。 氏の現状認識/価値表明だけど、 ある種の層の気持ちをわかりやすく 文章化してくれてるような気も。

あと、惰性的に『このミス2005』も買ってたっけ... めっきり興味が薄れてるのは自覚。 ちょっと気になったのはミステリ相談所での福井氏の "バカSFなら谷川流"ってのはまあ確かにと思いもするも、 リスクのある褒め言葉を定義も示さずジャンル外の人の 前で使われるのは心地よくないなあ、と。 (バカミスから同様に類推可能だとしても、 しない人間のほうが多いだろう、 ってのがバグと生きるPG的な感覚)


つーことで、半年以上放置なんで抜けもありそだけど、 数えて見れば小説関係の読了はたかだか96冊前後... 100いけてなかったのかon_。

と、力尽きたので、漫画関係は後日補完。 (ラノベが増えた分、めっきりマンガの量はへってるのだが)




 2004-12-31 (2) 

例によって後づけ(1/25)で7ヶ月での読了漫画。


日高万里『V・B・ローズ(2)』。★★★★★。 秋吉...ええ喜んでますとも。 ベタ甘で真っ直ぐなキャラ達は心地よくって
船戸明里『アンダーザローズ(2)』。★★★★★。 尖ったモノ、柔らかいモノ、欠けたモノ、愛憎豊かに静かに。
那須雪絵『魔法使いの娘(2)』。★★★★★。 惚れた弱みなだけだろうが、この作者はキャラの配置や関係のバランスがいいのだよなあ。
緑川ゆき『緋色の椅子(3)』。★★★★。 作品に対して力不足気味に感じるけれど、 魅了されてます。
おおの藻梨以『くにたち物語(4-6)』★★★★★。 続きが(T T).
萩尾望都『バルバラ異界(3)』。★★★★☆。
北原文野『瞳に移るは銀の月』。★★★★★。 ああちゃんと商業誌で新作が出るというのは非常に幸せなことなのんね。
道原かつみ/麻城ゆう『JOKER(8) ファイナル・ミッション』。★★★★。 完。
今市子『百鬼夜行抄(12)』。★★★★。
紫堂恭子『王国の鍵(5,6)』。★★★★。 王道的なエンディングでした。
志村貴子『放浪息子(3)』。★★★★。 みなかわいい...。
志村貴子『LOVE BUZZ(2)』。★★★。
羅川真里茂『しゃにむにGO(18,19)』。★★★。 試合終わって引退して婚約し..るのか(主語を混ぜてはいけない>己)

及川七生『月夜烏草子(4)』。★★★★。
山本修世『告白倶楽部(2)』。★★★☆。
マツモトトモ『美女が野獣(4)』。★★★。 ずるいキャラ。
伊藤真美/冲方丁 『ピルグリム・イェーガー(4)』。★★★★。
山口美由紀『春告小町(1-4)』。★★★★。

猫山宮緒『瞳をそらざずにいて(1-6)(水人)』。★★★★。 書店の、お勧め平台で心引かれて... で、おいしい作品ありがとう、という気分。
かまたきみこ『てんから』。★★★★。 やさしくやわらく、といった感じで。
潮見知佳『ゆららの月(1-3)』★★★★。 守護霊変身な娘が三角関係。
朔野安子『姫君の条件(1-4)』。★★★★。 理想の精霊探しの姫さんのお話。 青い鳥とかハルヒみたく、一番ほしいものはすぐ近くに、で。
桜井雪『ラヴァーズα』。★★★☆。
草川為『十二秘色のパレット』。★★★☆。
草川為『ガートルードのレシピ(1)』。★★★。
サカモトミク『ナデシコクラブ(1)』。★★★。 男所帯な行儀作法部に姫追加。
和泉明日香『トカゲ王子』。★★★。 しっかりものの姫さま。
樋口橘『学園アリス(1-6)』。★★★☆ 小学校を出よう、です。
桃川春日子/荻原規子『西の善き魔女(1)』。★★☆。 原作がよいとつい期待しすぎた面あり...だけど、 元のお話のノリからすれば、 ちとイメージ的な処理/画面が多くて 流れがあまりよろしくないなあ、と思えたり。 ああ博士が男前なのにびっくりしたというのも... 元のノリを思えばそうな気もするが、 かがみあきら描くマッドサイエンティスト系優しいお父さん顔を イメージしてしまっていたみたいで^^;
天原ふおん『天使のドッペルゲンガー』★★★。
林みかせ『地球行進曲』。★★★。
草凪みずほ『よいこの心得』。★★★。
葉鳥ビスコ『千年の雪(1)』。★★★。
南マキ『S・A(1)』。★★★。
藤原規代『HELP!!』。★★☆。
唐沢千晶『温泉で会いましょう』。★★☆。
長谷部百合『鳥篭姫園』。★★。 娼婦もの。
大島永遠『女子高生(1)』。★★★★。
安永知澄『やさしいからだ(1)』。★★★。

あずまきよひこ『よつばと!(3)』★★★★★。 すんげえ、しあわせ。
久米田康治『かってに改蔵(26)』。★★★★★。 最終巻なんで(てか、大蛇足、のために)
木尾士目『げんしけん(1-4)』。★★★★★。 なるほどに... 身にしみる面も多々。 どこまで泥沼に嵌った斑目が描かれるかが... 期待はしてないけれど。
宮本福助『拝み屋横丁(1-3)』。★★★★。 じじい。
小畑健/大場つぐみ『デスノート(2-4)』。★★★★★。
増田剛/永久保貴一『御石神落とし(1)』★★★★。 "みしゃくじ"なんて読めません^^;。 原作者の名前に惹かれて、ですが、色ネタは自身じゃ描かないのか?
衣谷遊/永井豪『AMON(1-5)』。★★★。 ある意味リヴァイアサンとあまり差がないような ...(リヴァイアサンがタチ悪いんだろうけど)
衣谷遊/大塚英志『リヴァイアサン(10)』。★★★。 影。
山崎峰水/大塚英志『黒鷺死体宅配便(4)』。★★★。
山崎峰水『MAIL(1,2)』。★★★☆。
田島昭宇/大塚英志『多重人格探偵サイコ(10)』。★★★。
遠藤浩輝『EDEN(11)』。★★★☆。
太田垣康男『MOONLIGHT MILE(9)』。★★★。 決別の巻。
乃木坂太郎/長井明『医龍(6,7)』。★★★。
目黒三吉/奥瀬サキ『低俗霊DAYDREAM(1)』。★★★。
浦沢直樹『20世紀少年(17)』。★★★。
浦沢直樹『PLWTO(1)』。★★★。
王欣太『蒼天航路(31,32)』★★★。
美樹本晴彦『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル(4,5)』 。★★★。
安彦良和『機動戦士ガンダム the orign(7-8)』。★★★。
村枝賢一『RED(16,17)』。★★★。 佳境。
尾田栄一郎『ONE PIECE(33-35)』。★★★。 造船。
五十嵐浩一『ペリカンロードII(5)』。★★☆。完。
大久保篤『SOUL EATER(1)』。★★。
みずのまこと/谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱(1)』。★★。 グッズ。元がお気に入りだと要求が大きくなってしまうもの、で。
福本伸行『アカギ(15,16)』。★★★。
『コミック星新一 空への門』。★★★★。 前回と同様、漫画家の画風による向き不向きはあるけれど、なかなか 良い感じ。 ああと、昔読んで印象に残っていて再読したかったけれど 見つけられなかった話(『処刑』『宿命』)がわかってうれしかったり. いや、実は『処刑』の話は筒井,『宿命』は小松、と記憶違いしてた ...そりゃ みつからんはづだ^^;

読了は180くらい、うち購入は160前後くらい、か。思ったよりかは買っていたのだなあ。