最近の読みもの.
『SFが読みたい!2001年版』。
SF読んでへんくせに、今ごろ購入。
相変わらずな表紙芸。
佐藤秀峰『海猿(9)』。
お話なので黙って先に乗るのだろうけどやっぱり理由を先に言うのが
信頼に思えたり。彼氏思いなお父さんは男なんだろう。
波津彬子『雨柳堂夢咄(8)』。ちょっとづつ時は流れているのかな。
紫堂恭子『ブルーインフェリア(4)』。完結。
細野不二彦『ギャラリーフェイク(21)』。
年刊Ah!Skiではないけれど"yearlyパソコン情報誌 PCうおっち"を出す
のは血のなせる技なのでせうか。バックナンバーみると97年からだし。
2001-4-7
森岡浩之『星界の戦旗(3)』。
ジントの領地問題をかたずける話。
あとがきにあるような別れ話にしてくれたほうがよいのだけれど、
今回の終わり方のほうが安心する人は多いのだろうな。
まんが。
高橋しん『最終兵器彼女(4)』。
それなりに面白くて結構つまらないかな。
読まなくていいや、って気分でも手にとってしまう程度には
魅力もあるんだけど、
設定と表現のバランスの悪さ・無意味さが妙に引っかかってしまい、
終わって見なければ、とこか
(腹立てる準備をしているような気分になってよろしくないので、
早く終わってほしく思えたり)。
単にキャラやドラマが好みでなく楽しめてないだけなんだろうな。
林光默『橋無医院(3)』。お話がすすみだしているのか。
山本英夫『殺し屋1(9)』。気持ち悪りぃ。
佐々木倫子『Heaven?(2)』。やっぱり母は強いんだ。
あと、今週の久米田康治「かってに改造 140話」にはいつもとは違う
ハンソク技ではめられる。
2001-4-9
やっとこさ、小野不由美『黒祠の島』読了。
失踪した友人の消息を求めて彼女の故郷である夜叉島を
訪れた主人公は、封鎖的な島民たちに困難しながら痕跡をたどる……
実家方面で転寝をしてたら猫の小便まみれの本になってしまい
しばし放置してたのだけど続きが気になるので我慢して^^;
(実は猫にやられるのは2冊目。
1冊目は『悪霊がいっぱい!?』……嫌ってるのか>サイゾー)。
で、おもしろかったけれど無茶ハマる、ってとこまではいかないか。
結局、過去の事件の犯人って誰なんやろ?
相続問題も。ちゃんと読めばわかるんかな?
[ネタばれ]
ほんとにいるのかいないのか……で、ほんとに存在したお方が、
実は安楽椅子探偵、と思いきや、お仕事人、ってのは
おいしいとこ とりすぎなような。みごとに主役。
美?少女で残忍に悪人をさばいちゃうのは、
まんが……やライトノベルでは普通か。
どっちかってっと妖怪的な気も。て鬼か。竜でも神様でも同じだけど。
なんとなく長生きしてそうにも思えてくる……想像しすぎだな^^;。
でも殺すの始めてではなさげに思えるし。
本家の秘密の守り方とか父親であるはずの男の態度とか。
過去の殺人はどうなんだろ。
伝奇/ファンタジーな側面の可能性の想像の余地が残ってるような気も
してくるのだけれど……
実家においてきてしまったので未確認(て確認する気力はなさそ)。
まんが。
那須雪絵『暁に哭く、風に鳴くコラール』。ボーイズラブもの。
そんなことはどうでもいいのだけど、お話がいまいちなのが。味もないし。
成田美名子『NATURAL(10)』。P173の山王丸は
何か(溺れる魚パンフの堤監督と同様)の宣伝を連想してしまう……
いいのか。
尾田栄一郎『ONE PIECE(18)』。いきなりお兄さん。
緑川ゆき『あかく咲く声』。最終巻。ハッピーエンド。
2001-4-15
川崎康宏
『革命暮れて皿洗い ガンゴースト』。
悪の王様を直接倒した革命軍の英雄の一人である主人公は
剣と魔法が主流である戦場では地味な役割のガンマンだったが、
名は知られても顔を売ってなかったばかりに職にあぶれ、
亡くなった友人の娘の尻に敷かれながら皿洗いの日々。
ある日、店で起こった戦闘で魔術師の少年に先王の紋章の
ペンダントを託されて……。
いつのまにか出ていた川崎さんの去年の本。
相変わらずのとぼけたキャラで、しかもいままで(銃と魔法,双角)のよりも
普通にライトノベルっぽい。
きょにゅーねーちゃんの乳の活躍っぷりは
やっぱり巨乳好きなんですね(てHPみたらわかるか)。
しかし、毎度のテンションの低い駄目人間さただようあとがきは、
引いてしまう客のほうが多いような……サイトでの自作解説の
ガンねたや映画でネタこそあとがきでしてくれりゃいいのに、
もったいない。
佐藤マコト『サトラレ(1)』。
思ったことが相手に筒抜けに
なっちゃう、けれど知能も異様に高く天才になる傾向のサトラレと呼ばれる
エンパシスト(達)と、その本人には自分がサトラレだとは気づかせないように
配慮する周囲の人々や護衛する組織が織り成す非喜劇。
映画にもなっているらしいが未見。
連作短編で大筋として?伝播半径が異様に広い男の話があるけど、
子供の話や、医者、棋士の話など、テーマ短編として独立して
おもしろい(つぅかハマた)。。
たぶん映画の元ネタらしき医者の話などは
型どおりなんだろうけれど泣けちゃいますね。
サトラレを含め、みな、やさしい人たちです。
でもって、どの話でも読者が貰い泣きしちゃいそーな場面での、
モブシーンの人々の表情が、
ほっとした顔だったり、やるせなさそうだったり困惑そうだったり、と
貰い泣きの類が無いのは、サトラレとの距離が出ているようでよいかんじ。
永久保貴一『倶利伽羅もんもん(7)』。
どうしても肌に合わず放置してたけど最終巻なので無理にでも目を通す。
やっぱりキャラ立て中心の話を描かれると下手に思う(T T)。
2001-4-21
東野圭吾『学生街の殺人』。
うらぶれた旧学生街のビリヤード店で働く主人公は欠勤の同僚が自宅で
殺されているのを発見する。殺された同僚は偽名で、過去は不明。
また恋人宅へ向かう途中で人が死んでいるのに出くわし……
「卒業」系の作品かな。
父と息子の会話が、加賀刑事の場合と同様に、
妙なテンポというか他の部分とは異質に思える受け答えなので
ちょっとびっくり。他の作品と一緒ってのは
著者の父親との距離感なんでしょうか。
まんが。日高万理『世界でいちばん大嫌い(11)』。マキ東京へ行くの話。
ほのぼのと幸せそうだ。
秋吉家の人々の出番なし。ひと巻にせめてワンシーンでも
ほしいと思えたり。
赤松健『ラブひな(11)』。
果報者の主人公は旅立ち、妹、活躍。
2001-4-28
PS2用Linuxキットが
本当にでるんですね。
HDD40G,KBD,MOUSE,LAN,VGAアダプタのセットで\25kってのは結構安そう。
VGA出力が通常のゲームとかでも使えるなら特に(DCのVGAボックスとかの値段を思うと)。
でも限定1000台か。どうなるんだろ。
東野圭吾『片思い』。
大学のフットボールチームの同窓会の帰り、出席しなかった
元マネージャの美月が主人公達の前に現れる……
予備知識なく読むのってのは幸せですね。
てことで以下[ネタばれ]
メモがき。
「卒業」のアップテゥデイト版ってとこでしょうか。
10年の月日の差。
落ちが同様なのはわざとなんだろうなあ(あ、エアメールは、眠れる森、か)。
致命的な裏切りをした主人公が結局置き去りを食らう、ってので、
加賀恭一郎とは違うと思うけど。
でもって、『変身』『パラルドワールドストーリー』『秘密』系のテーマの
作品でも、ある。
しかもSFにならずに。
でも味わいはSFのそれだったり
(ラディカルな、でなく、10年20年前?の、
丁寧に倫理観の落差・パラダイムシフトを扱ったSFと同種の味わい,,,かな?
まあすでに、ぼくたちは"未来に生きている"だしな)。
相川や末永の語りや嵯峨・中尾達の計画なんかは。で、そんな中で夫婦ネタが
あるから余計ディックに近く感じたり^^;。
キャラに関しては、タイトルどおり?、
いろんな片思いさんが登場(って勝改造のネタみたいだな)。
主人公に関しては、大学時代、どちらに恋心が強かったのだろう、とか
思えてしまう。
まんが。
浦沢直樹『20世紀少年(5)』。
なんか職人なバランスのSFまんが。
柳澤一明/栗本薫『グイン・サーガ 七人の魔道師(1)』。
原作はとうに落伍してどうなってるかしらんけど外伝の1巻ぐらいは
読んでたなあ、で(けど覚えてない^^;)。
シルヴィア姫はいい感じ。
六田登『千億の蟲(3)』。こういう業な話は
戦後すぐとかを舞台にしないとやりづらいんでせうかねえ。
2001-5-6
順調に遅れていくお仕事にゴールデンウィークが食われた中、
セガガガの出だしをちょこっと見せられる(もち職場で)。
セガとしての自虐は人ごととして、作り手としての自虐は
笑えない現実にイタく大笑い。説得力ある説得だー。
ああ、剥き出しの魂を爪楊枝でつつかれるぅ…心地よいわな(涙)。
(しかし目の前の仕事のが世に出るころにDCはどうなってるだろう……)
と、結局、土日潰して『花と太陽と雨と』。
久々にやり終えることのできたゲーム。堪能。
『シルバー事件』の会社の新作、てか、『シルバー事件』関連作品。
どの程度の関連か、ってこともゲームする楽しみのひとつかも
(ほとんどはいい按配の距離感かな)。
ゲーム中のオープニングに出てきた
顔/名前見て、慌ててシルバー事件のマニュアルの相関図見かえしてみたり、
作中案内書中にアイドルのその後がちらっと書いてあったり。
正直、前作の内容よう覚えてないし、今回の話も結局どういうことなのか
ようわかってへんけど、ユーモアなキャラ/会話が楽しければそれでよし、ってか、
前作以上に、道理や筋道が破綻していてもいい雰囲気作りになっている
おかげで辻褄の合わないのも味になって楽しめてしまう
(シルバーは、雰囲気優先でお話破綻してるのが結構気になったのだけど)。
ただ、前作ではかっこいい2Dイラストで魅せられてた部分が、今回は
結構へぼい3D(データ/プログラム)に置き換わっているので
最初はババ引いた気分になっちゃうかも。でも、本編が面白いと
結構その辺はあまり気にならなくなるもんですね
(ポリゴンの隙間がちらついたり、ポリゴン欠けするのは、
やはりカッコ悪いけれど)。
[ネタばれ]
正直なところ、期待どおりのオチだったので
、
うれしい反面、かなりがっかり。このオチのためにシルバーとは
独立した作品、と見れなくなってしまうので、やるなら
続編/関連作品であることをタイトルにかがげて
おいてくれ、って思う。これじゃあ、シルバーしてない客を騙してるような。
イキにキめたいなら作品内のネタで締めてくれないと
かえってカッコ悪いと思えたり(エドやスー辺りでオチを付けて
もらったほうが……)。
でも、続編とか書かれていないお陰で、シルバーをしていた
人にとっては、どの程度関係しているか、わくわくしながら
小出しのネタに一喜一憂できるわけだし。そうすると、やっぱり
いくとこまでいってほしい面もあるわけで。
でも寸止めがよかったなあ……。
あ、ひょっとすると、シルバーとの関わりの感触を味わうのが主目的なのかも^^;。
東野圭吾『ブルータスの心臓』。
子供を産むといいだした愛人に出世の邪魔をされた男達は女を
殺そうと計画する……。
筋は二転三転とぐいっと引っ張られるので一気によんでしまう
。
キャラはまりはないけど(やな連中ばかしだし)。
小畑健/ほったゆみ『ヒカルの碁(12)』。
サイ、塔矢父と戦うの巻。オヤジ等のほうがめだってるなあ。
佐藤秀峰『海猿(10)』。さってゆく。
許斐剛『テニスの王子様(8)』。
2001-5-15
気がつくと一年か。
って何ぞ特別なことなどできんけど。
とにかく目の前のゲーム、メドたってほしいわ。
最近よんだ漫画。
高橋ツトム『鉄腕ガール(5)』悪くていい男(達)だね。
五十嵐浩一『Home Sweet Home(5)』。羨ましいオヤジたち。
マツモトトモ『キス(8)』。最終巻。果報者。
志水アキ/木原浩勝『雲のグラデュアーレ(1)』。ゲリラ(海賊?)な
冒険活劇。
2001-5-27
ああ、とうとう 20h歳(T T)。
なにやってんでしょうか…
…まあいいや。
最近の読了。
東野圭吾『11文字の殺人』。
恋人だったフリーライターが殺された。推理作家だった彼女は
親友の編集者とともに解明に乗り出すが……。
それなりに楽しめるが、ちと簡単でわかりやすいかな。
別の著作と比べちゃうと、
キャラやネタや構成など何かに強く惹かれるとこがない……
悪い意味で一歩引いた感じが、読み捨てポクなっちゃうのかな。
森博嗣
『恋恋蓮歩の演習』。
紫子は練無を抜け駆けで保呂草のアルバイトをしてチャンスを狙い、
関根朔太の自画像を落札した日本人を狙う保呂草の前に各務亜樹良は現れ、
紅子と知り合った院生の梨枝は建築家と恋に落ちており、
そして豪華客船には一同が集う……
シリーズもの、って以上に、『魔剣天翔』の続編としての味があるかな.。
いままでの森作品の中ではなんやかんや思いつつ『魔剣天翔』は
お気に入りな気がするし、今回のも。
林が引いて祖父江が前に出て、各務の追加で、似たキャラばかり
と思いつつ、歯車が回り安くなったのか…って
以前が、固まりすぎて動きにくかっただけとも。
エピローグの前で、すっぱり終わってくれたらカッコよかったと
思うのだけど、わかりやすくくどく説明してくれてしまうのも
安心できていいのだなあ、と。
ある種の人たちはみなルパン三世したい気分ってのがあるんかなだし。
でも、各務を含め関根朔太関係者はとりあえずは今回限りであって
ほしいと希望。どうなるんだろ。
たがみよしひさ『NERVOUS BREAKDOWN(8)』文庫版。スポンサーな方々登場の巻。
書き下ろしスペシャルレポートは森○嗣スペシャル。
2冊を一度に読めるのはさすがと思いつつ模型とパンは?(まるのみ……)。
羅川真里茂『しゃにむにGO(8)』、
2001-6-09
東野圭吾『回廊亭殺人事件』。
復讐を誓った彼女は老婆に成りすまし、
遺言公開のため回廊亭に集まった一ヶ原家の人々の前に現れ、
半年前の心中騒動に疑念を抱かせる。そして、殺人事件がおこり……
凝ってて面白い作品(単に好みなだけかも)。
犯人がなぜ首を締めたかは、結構救いがなくって好みかな。
まんが。
太田垣康男『MOONLIGHT MILE(1)』。
エレベストの頂上を登り終えた二人の男
が宇宙飛行士を目指す話。
三人称。その二人を中心に宇宙開発に従事する人々を描いている。
上杉可南子『LOVEファイヤー(1)』。
よくあたる占い師に28歳までに結婚しないと一生未婚と
言い渡されたOLが配置転換してまで男を捜す話。
お話/文の上手い下手の許容範囲は、
人によってものすごくばらばらやなあ、としみじみ……
てか、お話やキャラ立てを好んで多少なりとも小説やマンガを
読む人と、そうでない人とで差が激し。
筋が成立していない一読で却下な文章/話でもゲームに載せたら
印象変わるのでは?と期待する人々がいると
リテイクが遅れるだけだったり
(てか、会話の下手/つまらなさは、ゲームに載ると余計めだつし)。
最近はこちらの
サイトの日記をよく覗いてはため息。
- 「センスのない人間が、センスに頼った仕事をすると、悲劇(あるいは喜劇)が生まれる」
- 「能力の高さは、性格の悪さをフォローできるけど、性格の良さは、能力の低さをフォローできない」
- プロの仕事で最悪なのは、「時間をかけて質の低いものを上げる」事です(完成しないとか締切破りとかは論外)
- 「作ってみないと分からないけど、作ってからでは遅い。だから、作らなくても(企画書を読んだだけで)面白いと分るものが望まれる
など。はあ。あたりまえなことだよなあ。
しかし巻沿い食うほうも早期に対策しないとなあ。
いや、やってなかったわけじゃないんだけどな。
やっぱりエライさんを
きちんと動かせないと意味がないし、判断ミスをした
エライさんは経営悪化を背負い込むことになるわけだし。
2001-6-17
上遠野浩平『紫骸城事件』。
300年前の最終戦争の舞台跡紫骸城で行われる
限界魔道決定会で不可解な死に出会う参加者たち。
審判として参加していたフロスは原因究明に乗り出し……
SF/ファンタジー上で成り立つ推理もの。
しごく堪能。
殺竜よりもよいかな
(舞台の狭さ、や、名探偵が脇にいないお陰、ってのも
あるだろー……オチのパターンが好みってのもあるか)。
でも文はあまり上手くないよなあ、と、あらためて。
キャラや構成(構造)なんやろなあ。
小野不由美『黄昏の岸 暁の天(上)(下)』。
泰麒がこちらにまた戻ってきて帰るまでの十二国側での話……
読むのしんどい作家だけど読むと止まらない作品。
気になることを残したまま終わる(T T)てか、戴国動乱其一、てとこか。
岡野玲子/夢枕獏『陰陽師(10)』
なんというか、圧倒的な筆力。
で、ちょっとデジャビュ……で思うは
『日出ずる処の天子』だな。
超えられるのか。
"世界"に挑むのは楽しい、んだな、きっと。
2001-6-23
大塚康生『作画汗まみれ 増補改訂版』。
ホルスとかルパン三世の最初のとかカリ城とか映画のじゃりん子チエとか
の作画監督とかをされてた職人なアニメーターの方の自伝。
ルパン関係への言及はやっぱり多いか。新ルパン(2nd)への
わだかまりが原動力でもあるんやろなあ。
ドラえもんかルパンかで、ドラを選んではったら
カリ城ではなかったってことになるかな
(逆によく動くドラえもんとかもありえたのかも)。
基本的な作画や作品作成のノウハウへの言及は一種誠実さから来るんだろうけれど、
この程度のこともわかっていない実作業者が多い、ってこと
なんかな。
2001-6-29
山田満郎『8時だョ!全員集合の作り方 笑いを生み出すテレビ美術』。
なんか近くの本屋で「8時だョ全員集合」な本が3冊平台におかれていて
つい手にとってしまった。子供のころの一時期みてただけでファン意識なんて
なくちょっと懐かしがるために手にとったんだけど、舞台写真と一緒に
その舞台の図面が一緒に載っていたのに心引かれる。
ラフなのもあるけど精密なのもあって、これが結構かっこいい。
背景仕掛けの(図)解説なんかも載ってて、
一種手品のネタ明かしみたいなもんになってたりもする。
なんか、格ゲーのBG面になりそうやん、て気になったり。
なにより、これが毎週放映される16年続いた生番組のために、
つまり週一で描かれ舞台を完成してはったんだよなあ、ってのは
すごいし怖い。
東野圭吾『殺人現場は雲の上』。
美人で優秀なA子と丸くドジなB子の二人のスチュワーデスが事件に巻き込まれる
連作短編集。ふつうにおもしろかったかな。
中条比紗也『花さがりの君たちへ(15)』。
のんびり進展。惰性だなあ。
2001-7-15
島田荘司『占星術殺人事件』。
メインのネタ事体は他の作品(金田一少年だったっけ)で使われているのを
見てしまっていたために、ちょっとあっけなかったりするけど堪能。
どっちかってっと石岡の駄目っぷり、や、
人物の思考や行動/動機に対する違和感(下手感)のほうが気になって
しまってたり(総じて作者の駄目さが出てるように感じられてしまうのがT T)。
東野圭吾『犯人のいない殺人の夜』。短編集。あたり。表題はラストの作品からだけれど全体の雰囲気
を現してるようにも(犯人/犯行/動機のズレの妙、てか)。
まんが。
山本英夫『殺し屋1(10)』。最終巻。
みな、なさけなくて、かっこわるくて……よかった。
吉野朔美『ジュリエットの卵(1~3)』。文庫落ち。
袋小路な双子の姉弟の愛の話。
吉野朔美作品の中でも特に絵も話もセンシティブなものなんじゃないかな。
福本伸行『賭博破戒禄カイジ(3)』。班長へ反撃中。
細野不二彦『ギャラリーフェイク(22)』。
尾田栄一郎『ONE PIECE(19)』。
2001-7-20
山田満郎の本の延長で
いかりや長介の自伝『だめだこりゃ』と
番組プロデューサ居作昌果の『8時だョ!全員集合伝説』。
全員集合って、己の丁度生まれ年から始まっていたんだなあ、っとシミジミ
(年齢的に見てたとしても荒井注のいた頃ってのは全く記憶なし。でも
はじめての東村山は見た記憶があるか)。
二冊の本は、
全員集合の期間が長すぎる(量が多い)せいか、本向けに選ばれる
ネタ事体は似通ったものになってる
(てか見た目に派手/波乱な出来事は
これくらいなんやろなあ。きっちりと勤め上げてはったって感じ)。
もっとも立場の違いが出たり微妙にニュアンスや詳細が違ったりで
興味深い(ゲス)。
長さんは、けっして親分肌って感じじゃないけれど、
リーダーとしての臆病さをもち、けっこう即決/行動をしてきた人の
のようで、かっこいい。
淡淡と書いているけれど成功指向だよなあ。
自らチャンスのありそうな処に身を起き、目の前のチャンスを
逃してなさそうだし。自分らの能力をわきまえて
(弱点をしってて)対策をするし。
ドリフはアドリブがあまり利かず練りこんだネタで勝負するグループだった
ってのは、言われてみればそうなんだろうと納得するけど以外に
意識してないものですね
(生番組だった全員集合は、ドリフ自体も週3日を番組に
割り当てて挑んでいた、と)。
マンガ。
富樫義博『HUNTERxHUNTER(12)』。クモな連中が主役。
赤松健『ラブひな(12)』。幸せ一杯。
ドリフ関係の頁(お気に入りに入れとくのも邪魔^^;なので、ここにメモ)。
2001-7-21
東野圭吾『あの頃ぼくらはアホでした』。著者の、就職するまでの自伝(ばか話)。これとHPを見てると
就職先でのアホなことってのが気になってしまうのだな。
まんが。
有藤せな/石田衣良『池袋ウエストゲートパーク(1)』。TVと小説のちゃんぽんな流れのような。できはいまいち(男の子たちに魅力が)、てか、TVや小説の出来がそれぞれ かなりよいんで、比べるのがコクなんだろうけど。
高橋しん『最終兵器彼女(5)』。もうすぐか?。
津田雅美『彼氏彼女の事情(11)』。
2001-8-05
しかくの『爺さんと僕の事件帖(3)』。
「埴生の宿」での友人たちが眼中にない逸美と
それを見守る爺さんとか(てこれに限らず爺さんの表情は
いつだって読み取れなくて難しいけど)、
「きりしとほろ変容伝」の後味の悪さとか
読み返せば分かりやすい複線とか、
読んでて幸せ、ってお気に入り状態。
「埴生の宿」で貸し借りするマンガが"兎"ってのは
集まったら囲むこともあるんでせうか。
しかくの/瀬名秀明『パラサイト・イヴ』。原作のもつ
アンバランスさが無くて普通にマンガのような。
山田芳裕『度胸星(1-4)』。タイトルでもっと色物かなと敬遠
してしまっていたけど、ストレートなSF。
初の有人火星探査は火星に降り立った直後、正体不明の物体に一人を残し
全滅。一方、着陸直後より通信の途絶えてしまった地球/米では救援、究明の
ためのクルーを公募、日本でも宇宙飛行士の選抜育成が始まる……。
完結済み。けど、起承転転転結の転で終わってしまってる感じで
(この先が醍醐味なんだし)、ちともの足りない。
高橋ツトム『鉄腕ガール(6)』。女子野球が終わってもトメは戦い続ける、と。
佐藤秀峰『海猿(11)』。やっぱ、すべて上手くいく、って展開にはならないですね。たえずベターを選択できるか否か。
浦沢直樹『20世紀少年(6)』。その才能人に分けろ、
てか、福本みたく(絵の系統の違う人の)原作とかやってほしいなあ^^;
衣谷遊/大塚英志『リヴァイアサン(4)』。力抜けててよいん。
小畑健/ほったゆみ『ヒカルの碁(13)』。塔矢父vsSAI。
日高万理『世界で一番大嫌い(12)』。幸せ。
志水三喜郎/城アラキ『瞬のワイン(4)』。完。
六田登『千億の蟲(4)』。あっけなく完。
2001-8-15
野尻抱介『ふわふわの泉』。
SF。
化学部の主人公と後輩の二人が理科室で実験、じゃなくて文化祭の準備を
してたら偶然すごい物質を作ってしまい、その発見/発明を元に
会社をおこして……一つの発見から応用していき
あれよあれよと社会が変容していくSFなSF。
ジェブナイルだろうしハードだろうし。
二人の実験の偶然の産物から始まるとつい銀河遊撃隊を思い出してしまうのだけど
(すかいらーくは読んでない)、「初飛行」まで『ふわふわの泉』が『楽園の泉』
からなのに気づけないのは間抜け。後書きにちゃんと書いてあるし
(あとがきは最後に読むんだ)。
なんか、てんこもりってかハンソクてか
良くも悪くも拘る所と甘い部分のバランス感覚がいいてか
ツボをおされたような、で大満足。
東野圭吾『超・殺人事件 推理作家の苦悩』。
タイトルから長編か同一登場人物による連作短編集とかを期待してしまったけれど、
同一傾向/テーマの短編集。ノリは『怪笑小説』や『名探偵の掟』とかと同傾向かな。
「超理系殺人事件」「超高齢化社会殺人事件」「超読書機械殺人事件」はSF短編
(これらに限らずやっぱりショートショートとか第一世代な作家の短編と同じ
感触があるなあ)。
大塚英志
「多重人格探偵サイコ REAL」。映像版のシナリオ集。
HPのシナリオとメッセージをまとめなおしたもの、って感じかな。
6話をはさむようにエッセイ7本とあとがきがある……てか、それがメイン
/目当て(後書きにもそうかいてるし)。
しかし、事務所かまえてはるのに"自腹"って話をされるのは、なんだかなあ。
2001-8-21
東野圭吾『鳥人計画』。スキージャンプ界のホープが毒殺される。うまくやり遂げたつもりの犯人だったが
密告される。誰が気づいたのか?また事件と平行してある計画が見え隠れする……
二転三転する凝ったお話で、堪能。
林譲治『暗黒太陽の目覚め(上)』。表紙絵に釣られタイトルが引っかかって購入(読んでみようと思っていた作家だったこともあるけれど)。開拓中の辺境の宇宙都市オデッサを任された那國の代官は芸者園の誘致に成功、ニ大女優の来訪となるが、彼女らを乗せた宇宙船が犯罪組織に襲われて……独特の世界/組織やハードな描写でみせてくれます。で、これって、巻末の宣伝みると『侵略者の平和』の続編あるいは同一設定の話のよう……途中で気づくもやめるにやめられず読み終えてしまう。ネタばれしてたらどうしようだが、ま、しかたなし。
で、林譲治『侵略者の平和(1)』。
那國文明圏が新たに発見した惑星エキドナには人類と同じに思われる異星人が存在、蒸気機関や電気などの産業革命を迎えており、またその月には不釣合いな12000年前の遺跡として核融合炉やマスドライバーが発見されていた。そんな中、大貴族の沙粧氏は何事かを企てて……『暗黒太陽の…』とは一世代くらい時間がへだったってそうかな。登場人物は余りダイレクトにはつながってなさそ(いまのとこ)。3巻はあるのに2巻が売ってないのは非常に辛い状況。
上遠野浩平『わたしは虚無を月に聴く』。
『ぼくらは虚空に夜を視る』のシリーズ。
ブギーポップぽい、というか別角度なんかいな、と思わせるくすぐり方が
なんとも(て“VS Imaginator Part IV”となってるやん……
なら彼女は……? あ、と、IIIってどれ^^; )。でもってちょっと神林長平を連想したり(単に素材と興味の問題やな)。
まんが。
羅川真里茂『しゃにむにGO(9)』、ひなこサンは戻り、魔子はがんばり、秋庭・十茂は離れ、
伊出は留宇衣に近づき、留宇衣の母は息子と共に登場の模様。
吉村明美『海よりも深く(8)』。大詰め直前の幸せがいっぱい。
と、実はSF大会に行ってみた(3年ぶりか)。
直前までは職場でPS2と戯れてようかと萎えてるも
『ふわふわ~』と『暗黒太陽~』で気分が傾いて。
ただでさえ夜通しの大会なのに寝不足で行ってしまったのは後悔だけど。
ひさしぶりな人にあえるとうれしいなあ(名刺は結局、身内ばかりでしか
やりとりしてないのは情けない)。
会場はひろいなあ。結構、人にあえなかったり(たんに行動範囲の問題)。
見た企画はまずは『宇宙SF作家パネル』(裏の「SF/ミステリの今」もみたかったがT_T)。司会 大野万紀で
笹本祐一、庄司卓、小林秦三、野尻抱介、林譲治、小川一水、の宇宙作家クラブの方々をパネラに。
いまいちテンポよくないけど
、
内容はまあよかった。
各自の宇宙作家クラブでの関わりかたとかの話で始まったけれど(笹本祐一のロケット話とか小川一水のロケット工場見学とか)、
大野万紀の無意識か(他のメンツの指向もあるか)宇宙てよりハード寄りに話が進んだような(庄司卓がちと不便?)。
みな、ある程度数値関係はそこそこ計算してはる、って話は、さすが。
(プログラムだったりエクセルだったりも。)
互いに突っ込まれないように
意識されてるようだし
。
難しい計算はしない、っていっても、ほどよい概算とか見積もりの仕方を
発想できること自体がやっぱ才能だわなあ。
「新人作家パネル」は、山田正紀の司会で、上遠野浩平、藤崎慎吾、
平谷美樹、森青花、浦浜圭一郎、谷口裕貴、吉川良太郎、のここ2,3年に作家になった
方々をパネラに(徳間/デュアル文庫つながりなのかな)。
実のとこ、上遠野浩平みたさに他の作家は全然よんでなかったけれど(まあ、
これで興味のわくかもだし:-)。最近デビューってだけで年齢的には
(吉川良太郎以外)結構みなおっさんだった^^;。
話は“世界”“コミュニケーション”をテーマに山田正紀がパネラに順に尋ねていくスタイル。
多少強引な面もあるけれど、最近のSFから共通の何かを見出そうと試行錯誤されている様子。
その他の企画は寝ぼけてて記憶さらに少なし(間抜け)。
あ、部屋の担当者による違いだろうけど、部屋の入り口は開けっ放しのほうが
よかったなあ。結構、ドアを開けるのは勇気いると思うんで。
初参加の人とか、とくに。(何回か参加してると平気になるだろうけど)。
夜中は大日本に触発されて作られたという「フランス5」が当たり。続編は来年か。ディーラーズ・ルームでデモしてたPS2ソフト、落書きのように2Dで描いたものを立体化しうごいちゃうのは興味深かった。
一緒にいた先輩はちゃっかり3ちゃん(3メートルの宇宙人)を描くんだもんなあ。
(もっともRPGのキャラメイクとして……てのは一長一短のような。自分で絵を描くってのは敷居の高い遊び方と思うんで人選ぶだろうなあ)。
てことで、まったりとすごしやすい大会でした(泊まれるってのがやっぱありがたかったなあ。体ぼろぼろになるけど)。
来年の「ゆーこん」はおいしそうだけど、7月上旬、マスターアップ期間に
もろはまりそなので申し込みはとりあえず断念
(どうせ伸びるだろうと見込んで……て修羅場が続くだけやろな)。
2001-10-10
ちと久しぶりに更新。一度サボりすぎるとなかなか手間でダメだなあ・・・
せっかく10000超えたのに・・・
気が付くと家でパソコン立ち上げるのが3週間ぶりってのも、なかなか悲しい
(でもまだこれから伸びてたマスター出しが控えているってのも)。
とりあえず、ちょっとでも気力あるうちに、前回からの読了メモ
(けど、せめて月3くらいでメモらんとほんま忘却の彼方だわな)。
小川一水『こちら郵政省特配課』。
宅配業の興亡により設立された郵政省郵務局特別配達課は
法さえ触れるものでなきゃ採算度外視でどんな突拍子のないものでも運ぶ運び屋さんで、その課に配属された青年を主人公にしたお話だけど、業務内容の
運ぶものや運び方にわくわく楽しませてくれる。堪能。
続きそうな終わりだけど、続きは出ていないのかな。
林譲治『暗黒太陽の目覚め(下)』。読んでる途中で『侵略者の平和』の2巻を手に入れれたが止められずに読み終える。で、やっぱり後悔。さきに『侵略者~』を読みましょう>己。
小野不由美『花胥の幽夢』。十二国記の短編集。
「花胥」以外はキャラものかな。
「花胥」は個人的にはタイムリーな寓話になってしまった
(前任者の不備を意識しすぎる後任者がいるならば)。
まんが。
佐藤秀峰『海猿(12)』。完結。うまく着地。よいなあ。
志村貴子『敷居の住人(1~5)』。
妙につぼにハマッたよう。ずるずるとダメに落ちていく主人公の男の子がかわいくて、
とりまく女の子もダメにかわいくて。
王欣太『蒼天航路(23)』。孔明ますます怪しい。
小畑健/ほったゆみ『ヒカルの碁(14)』。サイの未練。
津田雅美『彼氏彼女の事情(12)』。それなりにたのしむが、辛いくらいに下手に感じるのは、作者がふけたんやろなあ、て気も。
細野不二彦『ギャラリーフェイク(23)』。達者。
けど毎度のルーチン的な時事ネタのなぞりかたは我慢のほうが多くなるような。
浦沢直樹『MONSTER (17)』。ラストに向けて合流して流れてく。
浅田寅ヲ/森博嗣『すべてがFになる』。
気が付くと結構お気に入りだったのかも、寅ヲ。
浅田寅ヲの名前が目に入ってすぐ手にとったためか、一緒にいた
人間に指摘されるまでそれが「すべてがFになる」であることに
全く気づけてなかったり(いや、近眼にはFが視認しずらいデザイン
だったんでしょう、きっと)。
しかし犀川&萌絵がこの絵でなるなんてフェイントです。
ほとんどの人が望んでいないような気も・・・けど中々にうれしい出来。
(
極些細なネタばれのメモ。元本からだけど・・・、どうしても、
intを16ビットにしてることに萎えちゃうのですね。
何かで(多分"実験室")Fはもともと4話だったのを1話に移動した
都合設定環境を古くした、みたいなことが書いてあったような気は
するけれど、類推される時代でも描かれる人種/環境を思えば
DOS系パソコンでなくワークステーション系で普通32ビットCPU/int
だよなあ、って・・・タイムリミットの時間をじゃなくて、単に short
っていってほしかった、と。まあ、四季は286ネイティブを使いこなす
ウィザードなんやろなあ・・・て馬鹿な連想も
)
2001-10-20
林譲治『侵略者の平和(2)(3)』。一気に読んでしまう。シズノ姫かっこえ、よすぎー、こわいし。でもって愚かな男たちには来るべき結末。宇宙人の侵略がなかった場合の姫の行動予定を考えてみても、やっぱり大佐はあの役(保険)のために呼ばれたんだろうなあ。いろいろ準備万端ぬかりなし。
『庵野秀明のフタリシバイ』。対談集。
パラっとみた幾島邦彦とのが気になってだけど、
演劇関係の方とのが多いか。筋違いだけど
枚数を使わずに面白く観せる方法論の話とか
読んでみたいかも。
五十嵐浩一『Home Sweet Home(6)』。最終巻。記憶は失われていくものなのだあ、と。もう少し続いてほしかったかな。
赤松健『ラブひな(13)』。
いちゃいちゃ。
紫堂恭子『姫神町リンク(1)神KAKUSHI』。見えちゃう男の子の話。
麻々原絵理依/有栖川有栖『火村英生のフィールドワーク(1)人食いの滝』。もっとむっさい親父をイメージしてたせいかカッコよすぎ。
2001-10-31
森博嗣『六人の超音波科学者』。六人の超音波科学者によって運営される研究所のパーティーに紅子と練無は招かれる。送りに来た保呂草と紫子が帰りそびれる中、科学者の一人が殺され、さらに研究所につながる唯一の橋が爆破され陸の孤島となる・・・まま普通な話かな。直に語られない?ことはもやもやと気になるけれど、己の頭では沸いてしまう(無残)。[ねたばれ/勘違い]
コンピュータがどこか、てのはちょっと気になったり、とか、
実際に、どの和音なのか、とか。
単に土井博士の木琴でいいのか。
残った5人の博士だとOK4人だとダメ、ってのは、正三角形か直角三角形に該当する3人ならばOKなんかな、と思ったりもしたが、余計に思いすぎか。
東野圭吾『怪しい人びと』。普通に短編集。
まんが。
斎藤岬『死神探偵と憂鬱温泉』。以外に普通の推理もののような。
浦沢直樹『20世紀少年(7)』。男がいいなあ。
北条司『Angel Hart(1)』。シティハンターのパラレルワールドもの、とのこと(マクロス2みたい)。
香が死んでしまっている、ある種ショッキングな設定の代償に見合うの話/出来には
なってなさそ(今のとこ)。
麻々原絵理依/有栖川有栖『火村英生のフィールドワーク(2)朱色の研究』。お話おわってないやん(T T) 以下続刊待ち。
2001-11-20
上遠野浩平『ブギーポップ・アンバランス ホーリー&ゴースト』。
少年と少女が出会ってついでに包帯ぐるぐるのイタチに出会って犯行の旅。
うだうだと心地よく、やっぱし好み。
でもって今回のほうがアイスナインだなあ。
富樫義博『HUNTERxHUNTER(13)』。クモはとりあえずおさまり、
ゲームにジャックイン。
幸村誠『プラネテス(2)』。テロに愛に木星に、と。気張りすぎてたハチマキの憑き物がおちたのかな。先はたのしみ。
高橋ツトム『鉄腕ガール(7)』。ちゃんと野球なんだ。支離滅裂にかっこいい。
村枝賢一『RED(7)』。レッドの子供時代話。シルバーリングはかっこいいしグレイ悪い奴ぅですな。でもって石川賢の解説がうれしい。“大好きな描き方”なんだよな、やっぱし。
聖悠紀
『超人ロック カデット』。
生きている岩の続き、てか、リメイク/年表上書き中。
今更に、ロンウォール革命でロック・リビングストーン将軍だったのだなあ、と
思い返す。
福本伸行『賭博破戒禄カイジ(4)』。班長撃沈。
伊藤明弘『ブルーゲイル』。版権物作品集。表題は『ザブングル』のでラグので後日憚ってもの。人に表紙見させられたため反応。話はいまいち好みではない・・・て単にコトセットがいまいちなだけか。併録はGGGとアリエル。
中条比紗也『花さがりの君たちへ(16)』。
とりあえず、本業のほうは、マスター出し中で一段落つきかけ。ふう。
半年モノが延びて、てか、二転三転して、一年。
短期な仕上げのまま長期になるとやっぱ、いろいろ直したくなるなあ。
ナマジよさげなモノになったような気がするんで、
余計、プログラムや操作性のヘボいところが目につく。
2001-11-25
『逆転裁判』おもしろく堪能。うらやましくええ出来だ。もっと早くにやるべきだったと後悔かも・・・影響うけることができたのに(てかみっともない所を気づかされてしまうのね)。開発者コラムを見てると少人数体制みたいだけど、(素材的に)物量戦にならないように(企画/システムを)うまい具合にまとめてはるなあ。
林譲治『大赤斑追撃』。木星の大赤斑の調査を行う美鈴たちの船は行き違いにより宇宙軍の艦に攻撃されてしまい・・・「那國」な話と関連があるかどうかはわからないけれど、同様におもしろく、宇宙船(艦)の運営をミせてくれる。マーサ先生のような太田のおばちゃんの独演会かもしれないけれど。
杉田比呂美・画/東野圭吾・作『サンタのおばさん』。
絵本・・・だけど、ちとターゲットが何かよーわかんない^^;。
子供向け?大人向け?子供と大人向け?毒があるよなないような。笑いに繋がるような繋がらないような。単にメインイベントと期待していた配るシーンがあっさりと過ぎちゃい何事もないので物足りないだけかな。
明智抄『死神の惑星(3)』。とりあえず完なのかな。
しかしweb連載だったのですね(本誌のパスワードが必要なようだけど)。
この人のマンガは(昔の)大原まり子や神林長平やディックなどがぐちゃぐちゃと混ざってる感じで非常に好みなんですが(ポロっと“アンディ”なんて言い方がでてくるあたりも含め)、
こういうのはやっぱり本誌に載せるほどには人気ないもんなんでしょうかね
(逆に己のようなコミックスの固定層は結構いるんかいな)。
上杉加南子『LOVEファイヤー(2)』元の鞘に収まってめでたしめでたし。
2001-11-30
大塚英志&ササキバラ・ゴウ『教養としての〈まんが・アニメ〉』。
マンガを大塚、アニメをササキバラが担当。共に元(?)マンガ編集者。
網羅的ではないけれど、
巻末の“「講談社現代新書」の刊行にあたって”には沿ってるような。
ある種のジャンル系図の発祥/根元に位置するような作家/作品を選んで評/語っている
(タイトルからするとついつい、もっとたくさんの人を語ってほしくもなるけれどね)。
大塚英志のは以前の書物で幾度か取り上げられた作家だけれど、
“アトムの命題”/“成長物語”を軸に構成されてて読みがいあり。
大塚のは、やっとこ?の“梶原一騎”評かな。
あと、他は一歩離れた文章だけど
吾妻ひでおの章は著者に近すぎる場の雰囲気がよくも悪くも、ある。
ササキバラ・ゴウのも次ピンでアニメまんが系の評本とか見かけたら手にとろうって気にもなるかな。
しかし、どういった層がこの本を手に取るんだろう。
“はじめに”にあるような生徒達が自主的には手にとらないような。
偶然手にとる(本屋行って現代新書の棚を何気に眺める)ようなことは余りなさそだし。
どちらかというと“教養”という冠でまんがやアニメを語ってほしがっている著者等に近い年代向けなのかな、とも
(己等のような著者名と扱っている題材で買う人が大半なような気がしないでもないけど)。
手塚、梶原、宮崎、石ノ森、(富野)、で手に取る人に他も、って。
アニメのほうはまだ、ガイナックス、宮崎、という入り口もあると思えるけれど、
マンガのほうは若い層には取っ掛かりさえないようにみえる。
若いほど“教養”という言葉に反発されそうな気もするしね。
伝えることを意識するなら“教養”のみを並べるのでなく、
今の/今に続く作品と一緒に語ったほうが浸透しやすいと思う。
己が大塚英志の本を買うようになったのが、当時、
自分が好んでいた作家や作品について面白い評を書かれていたからで、
だからこそ、自分の知らない他のことの言及へも興味が湧くのだし
(己にとっては梶原一騎はまさにそういう存在)。
別に、大塚のに限らず、(WEB)書評はそういうもんだけど(
自分が読んだ/見た作品に対し面白いこと/興味引くことを書いている人の評だから、
他の作品にも興味がいく、と)・・・
あ、いや、好きな作家が書評してたら読むってのもあるな
(大塚英志は作家/原作者なんだから)。
まあ、著者らの編(編集意図)で、ジャンルごとにある程度年代別に
作品/作家をチョイスした書評集がほしいなと思ってしまったのね(我侭)。
遠藤浩輝『EDEN(6)』。わかりやすくなってきたのかな。
新井理恵/西萩弓絵『ケイゾク/漫画』。オリジナルでなく「特別編」をマンガ化したもの。
あさみさとる/二階堂黎人『二階堂蘭子の事件簿 バラの家の殺人』。短編集。
2001-12-10
湯川薫『漂流密室』。密室状態の人口浮島で起こる連続殺人事件。
ゲームに入ってしまえばまあ面白かったけど、文章下手でちとつらい。
貞本義行/GAINAX『新世紀エヴァンゲリオン(7)』。
アニメに比べりゃどうしても省いて描いちゃうことになるんだろうけれど、
そんな中ショートカット的に追加される加持の過去エピソードは秀逸で、
自主的に降りたシンジをスムーズにエヴァにもう一度乗せてしまう
(多少とってつけたような過去にも見えるけれど^^;)。
ああ意地悪でいい男だよ。やさしいし。
にだって責めながらも言葉で伝える加持は、
アニメよりも多少"出来"ていない若い男に
見えるかもだけど、シンジに近い存在のよう。
なんか、ちゃんと男に成長しそうです。
(貞本のアニメ/庵野に対するにだちなのかもしれないけれど)
高橋ツトム『スカイハイ(1)』。
本屋で表紙みかけて姫野命?!かと手にとれば
半透明プラスティックに"逝"のシールは
またも凝った表紙で高橋ツトム。中身の出来もいい。
何描いてても最高、てか、あぶらがのっている、って状態なんでしょうね。しあわせ。
表紙見た目どおりの高橋葉介の短編集てか恐怖新聞てかホラー系寓話で、
毎回、殺されて死んでしまった人が、
天国へいって輪廻するか、
霊となり地上を彷徨うか、
それとも一人の人間を呪い殺して地獄に落ちるか、
という選択を迫られる話。あ、でも、恐怖/ホラー話では
ないな。
“逝く”なんだけれども必ず“生く”が見え隠れしてて
あるがまま的に人間を描いている。
曽田正人『昴(6)』。これもまたすごく。
ひたすら我侭な娘は化け物な才能で周りを翻弄しまくるのです。
喜び楽しみだけが幸せじゃないのですね。
あずまきよひこ『あずまんが大王(1~3)』。
いまさらながらに。読んどいたほうがよさそうなので。
で、ハまるのです。もっと早く手に取っておれば、と。
のーてんきに面白くてカワいい。ガラになく萌えそうな気分が誘発されます。
久米田康治『かってに改蔵(1)』。
ああ我慢できずにとうとう手を出してしまった、でもとりあえず一巻のみ、
どんな一話だったっけ、と。
読んでみると読んでたことを思いだしてしまうけど。
毎週読んでるせいか変わらずに続いているように思ってたけれど、
今のと比べるとかなり絵が違うのに驚いてしまう。
ネタは下がまだメインぽい、てか、試行錯誤中って感じかな。
もちろん、病んだ心をぐさぐさと引っ掻き回す今の路線の片鱗も
あるけれど開花してない、と。
高橋しん『最終兵器彼女(6)』。次巻で終わりらしい、てことで
まだ終わっていないし、
好み次第といえばそれまでだが、
やっぱりズレたまま、てか、
個々の絵や描き方はよいんだけど、
逆撫でられるような、
だから?、て気分が付きまとってしまう。
厳しい肝心なことを隠して甘言を並べられてセールスされているような気分と
言えばいいすぎだろうけど、上記のエヴァと比べると余計に(ああやっぱり好みの問題よな)。
林光默『橋無医院(4)』。
絵はいいよなあ、てか、新たに出てきた女性陣にヒロインが霞んでる。
てか売女を認めるくらいに、ほんとに立場がなくなってるような。
河原和音『先生!(13,14)』。いい先生、いい男です。
成田美奈子『NATURAL(11)』。
完結。甘く優しい話なので読んでて安心。
尾田栄一郎『ONE PIECE(21)』。
とりあえず戦闘中。
北条司『Angel Heart(2)』。
まだ歯車がかみ合っていないような気分だなあ。
記伊孝『犯罪交渉人峰岸英太郎』。
赴任に向かう新米警官の乗る飛行機でハイジャックが起こって・・・。
時節柄よくもわるくも影響をうけるのでしょうが、続きに期待。
2001-12-15
殊能将之
『鏡の中は日曜日』。
もはや何でもありぃな名探偵出演の最新作。
騙し絵状態の椅子に印刷がずれたかに反射する鏡片、添えられる貝、で表紙がまたかっこいいし。
でも今度のはちゃんと推理小説のよう。煽り通りに。
もちろん己の頭ではわからないことが多いけれど、
心地よく楽しめる。
中身については何書いてもネタばれになるという気もするが、
構成凝ってて『ハサミ男』に印象が近いかな。
己かってに今度のSFはスミスとかキイスとかと連想してしまったり、
鏡の中とかユキのしゃべり方から森を連想したりするけど、
文献みるまで某作家の館のことは忘れてたり。
ああダカラこの人物はこんな名前なのか、と、年齢同じみたいだし
(発表年代とか、やっぱ悪趣味)。
男の主観の1部(彼は病に冒される前に梵貝荘事件の連載を読んでた?)、
事件の現在と過去(を描いた小説)が交互する2部、
解答編の3部。
第3部での、読んでは誘発される想像(読み手側の感情)が
ことごとくかわされ迎える真実は以外にすがすがしいのかも。
結局、過去事件は名探偵の推理通りってことか。
しかし、前作のおかげで、前作と同じような改変世界を空想してみることも
可能かもしれない・・・
やはり、石動は死んでいたのかも、と。
アントニオの視点がないだけなのだ:-) とかね。
お馬鹿な想像をしてみるも楽し。
羅川真里茂『しゃにむにGO(10)』。
新入生二人が入り、フレディがんばるの巻。
2001-12-20
綾辻行人『どんどん橋、落ちた』。
犯人当て小説ばかりの短編集。
好きな人は好きなんでしょう。
おもしろいけど、こだわりのないもんにとっては
それなりってとこかなあ。
。
小川一水
『追伸、こちら郵政省特配課』。
無人運送の高速配達網が完成し、特配課は解体されることになり・・・
どたばたと幸せに完結。
もちろん読んでて幸せ。
多少詰め/歯切れの悪さはあるけれど。
那須雪絵『嵐が原』。ああ、よもや出るとは
思ってませんでした(てか、あきらめて忘れていた。
あとがきに12年前とあるし)。
表題作ほか短編2本『満月ドライビン’』『水妖物語』。
うう、やっぱし、うまいなあ、と思ってしまうのです。
好みってことなんだろうけど。
この作家のキャラ/心の描き方とかバランスとか。
表題作は、母が死ぬ戦争を仕掛けた
王を殺す決意をした少年と、それを手伝う青年と女性の話。
かたくなで一直線な少年の思いを前に
留まらせることが出来ず、気をのまれたか、逆に見届けるために
手伝うことを選ぶ彼・彼女の迷いは若く切実。
先のエヴァのシンジを説得する加持のシーンとかつい連想してしまう。
きっと次同じようなことがあったらそのときは止める/助ける
だろうなあ(少なくとも彼は)。
て、“今描いたら絶対ハリ死なないね”とあとがきにあるし。
2001-12-23
小川一水『イカロスの誕生日』。
うぉおおお、と大当たりな作
(て、これで有名になったのかな)。
空を飛べる人類イカロス。
日本でも千人強程度の突然変異的な存在で、
また群れるよりも我が道を行く性格のモノが多く
一般人に疎まれやすい存在であったが、
ある日突然、
イカロス達を強く束縛する法律が制定され、
飛ぶことを許さず政府の監視下に置く弾圧が始まる・・・
空を飛ぶ能力に限定されているが
--- なぜ飛べるかの根本が謎のままなので余計 ---
『超人ロック(新世界戦隊)』や『地球へ』の
ような弾圧タイプの超能力者モノの作品と
同種の味わいを持っている。
もちろんそれだけではなくて、なぜ飛べるかは謎だけど、どのように飛ぶかという
応用については細かく描かれていて堪能。
キャラも他のよりもしっくりくる感じ(て気にいっただけか)。
ラストは見えやすいけれど、こういうふうに進んでくれると
気持ちいいです。
山田章博/水野良『ロードス島戦記ファリスの聖女(1,2)』。
久しぶりすぎて設定やお話ほとんど覚えてないな。
やっぱり絵がすばらしくて溜息。ぜいたく。
2001-12-31
志村貴子『敷居の住人(6)』。
例によって、うだうだ、と、駄目駄目に流れる。
幸せそうで羨ましい。
紫堂恭子『姫神町リンク(2)コドモの約束』。
やっとこさお話の入り口に到着って感じなんでしょうか。
南天佑/北村薫『名探偵巫弓彦 蘭と韋駄天』。
職業'名探偵'のフリーターとそのワトソン役を買って出た女の子が
事件に挑む話。
と、気がつくと、もう年末だ(しかも夕方だよとほ)。
この前の「かってに改蔵」の"初心"がキツくて落ち込んでいた……わけわなく、
先週 palm を手に入れてしまって気持ちがそっちにいってる。
いまさらながらなんですが(palmを先に買った人たちからすればほんと…)。
買ったのは IIIc。
社内でpalm熱が発生してそれにちと感染して、
例の無茶安いm100を、と行くも目の前で売り切れてしまってつい。
ま、これも安いわけだし結果的によかったよう。
メモリ8Mてのが結構楽。カラーも別に必要ないと思ったけれど
(むしろ電池寿命思って嫌とか考えてたけれど)実際使うと見やすいし
カラー用のプログラムが動くのはやっぱり、うれし(馬鹿)。
使うまでは、なんで十字キーつけねーんだ(特許料上乗せしてでも)、
て言って避けてたのだけれど(だからちょっとP/ESEに興味あった^^;)、
思いのほか、タッチパネル操作が、いい。
すごく、いい。
直接的であると、ストレスって少ないんだなあ。侮っていました。
一筆書きなペン入力も魅力だけど、
ソフトウェアキーボードも結構よい感じ。
あと、メモリー中のプログラム一覧を見ていてデジャビュ。
ああ OS9 でロードしたメモリーモジュールを眺めているのと
同じ感覚なんだ。サイズと機能を推し量って削除するかどうか考えたりって。
2001 まとめ、というか補足
なんか今更だけど、2001年の補足、というかまとめ、というか……
己の読書量がどんなもんかなあ、と。
もともと、それを確かめたくて読了日記化してたとこもあって、
この頁は己が読了した小説と漫画はほぼ全て記入していたのだけど、
2001年のを数えてみるとだいたい、
漫画 202冊、
小説45冊、
その他読物 9冊
てことのよう。
全く読まない人間に比べりゃ読んでるとは思うんだけど、
読んでる人間からすりゃあ少ないわな。
趣味"読書"と言っても不味くはあるまいと思っているのだけど(読んでるもんがあれだが)、
まあ、この程度、と(で、この程度の人間って結構いそうに思うんだけどね)。
小説だけだと月4冊に届かない…字の読み物としては月4.5冊ってことで
週1冊くらいは読了できている感じか。
漫画は思ったより読んでたなあ、だけど、このうち
25冊程は借り物、30冊程は古本屋購入なんで
通常購入は月11,2冊ってとこ。
小説のほうの購入量も月3~5冊とこか。
購入時期と読了が同期せんけど、積まれていく本のペースを
思うと読了より少し多く購入しているような。
書籍代的には、さらに雑誌やコンピュータ書籍代がかかっているわけで…
とくにコンピュータ(技術)書籍は単価が高く2,3冊買っちゃった月は結構苦しい
ことになるのだった
(コンピュータ書籍は読了に拘らず簡単でも購入雑感メモでもしとけばよかった)。
月換算するとこの程度って量だし、
もっと大量購入している人間がいるので、
己は少ないと思っていたが、
それでも年単位にすると結構な量だな、己の部屋にとっては。
ここ数年こんなペースで増えてるわけだから……狭くなるわけだ
(今年(2002)後半に引越しすることになりそうなので、なんとか荷物を減らさないと)。
作品的には、なにより林譲治作品が大当たり。あと小川一水とか、(2002年読了だけど)吉川良太郎とか。
己の気持ち的にも SF の比率が高くなってきてるかなあ、と。
ここ数年の笹本祐一、野尻包介等も面白く
宇宙作家クラブとか勢いのあるし、ロボット/ロケットの世情的にもってのもあるけれど。
あと上遠野浩平、東野圭吾、森博嗣Vシリーズとかも変わらずお気に入りになっているなあ、と。
(と、東野圭吾『毒笑小説』の読了メモを忘れてたようだ。まぬ)
漫画では、
浦沢直樹、高橋ツトム、曽田正人はまさに油が乗ってるって感じでしょうかね。
何描いてても面白い。勢いがあるだけでなく旨く御していて演じてるようで。
他にも旨いなあと思うのは、
「爺さんと僕の事件帖」、
「サトラレ」、
「エヴァンゲリオン」、
「ヒカルの碁」
とか完結作品では「海猿」、「殺し屋1」とか。
富樫義博も相変わらずツボをおさえられてておいし。
それと那須雪絵と明智抄の旧作のケリがついたのもうれしい
(ホントは、もっともっと新しい作品がでてほしいのだけど)。
あとビデオ関係のメモし忘れでガイ・リッチーの『スナッチ』
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』もよかったな、と。
ある種型にはまった条件反射的な気に入り方なので、なんともだけど。
2002/03/31