※ いろいろ放置状態の頁... そのうち書き直したい...
Who...
なんだか2000年は妙に大塚英志関係の本が出た年だった。
「多重人格探偵サイコ」がヒットしたからなんだろうけれど。
とくに熱心にファン、ってほどではないのだけれど、
自分の人生に影響を与えたモノ書きなので、
結構気になるかもしれない。
最初はマンガ家が口にする編集者で、気がつくと おたく関係の面白い評論を書く人で、
最近では、マンガ原作者&小説家として表看板になっている。
- マンガ原作者としては田島昭宇と組んだ
『魍魎戦記 摩陀羅』『多重人格探偵サイコ』が有名なヒット作だろう。
- 小説家としては、『多重人格探偵サイコ』のノベライズでブレイク。
- 編集者としては初期(80年代)は
白夜の『漫画ブリッコ』や
徳間の『リュウ』『プチアップルパイ』『少年キャプテン』などに関わり、
後、角川系に移ったらしい。結構有能な人のようだ。
- 評論家としては『戦後まんがの表現空間』
『物語消費論』『少女民俗学』『彼女たちの連合赤軍』などの本があり、
近作では『物語の体操 みるみる小説が書ける6つのレッスン』などがある。
て、とこか。
大塚英志については以下のページが参考になる。
あと、適当に雑多なメモとして
- 1958年東京生まれ。筑波大卒。日本民俗学を専攻。
- 「ブリッコ」編集長として"おたく"発祥に関わってたりしている。
劇画でないエロマンガ誌を普及させたという見方もあるらしい。
- 評論本は、まんが編集者/原作者として作り手としての面や
無節操なおたく商売の開拓者の面もあるが、
柳田/民俗学、サブカル、吉本隆明、少女、天皇、(あと、連合赤軍とかプロレス)などのネタも多い。
- 宮崎勤裁判で宮崎勤の弁護に協力したりしてる。
その経験はちゃっかり何度も作品に反映されている。
- 現状はわからないけど古い本の記述からすると(籍をどうしたか別にして)白倉由美とは夫婦らしい。
- 書くと速いようだが、原稿は遅いらしい? 出すと宣言して出なかった本はママある
(けど、何分の一かは出てるし、で、予定を立ていくつか出来ればOKというスタイルなのかも)。
- 口は悪いようだ。版元ともよく喧嘩して本を絶版にしてるらしい(ファン泣かせ)。
年を取るにつれだんだん頑固爺化しているのかも。
(身も蓋もない言いぐさや、確信犯的にばっさり言いきっちゃったり暴露的な手段を
取られるので、結構好き嫌いが分かれそう)
2001-01-20
2002-07-13 リンク修正
2003-09-21 リンク修正
己にとって
大塚英志の名前を覚えたのは、昔好きだったマンガ家、
かがみ♪あきらの登場人物としてだった。
いづぶちゆたか等の彼の友人関係をモデルにしたキャラが
結構でてて それを探すのが楽しみの一つだったの
だけど、その中に編集者の大塚英志もいたのだった。
意識すると大塚英志の名は他の何人かの作家も言及
してたりもした(飯田耕一郎「邪学者姫野命」(白夜版)の後書きとか...
)。
でも、かがみ♪あきら が亡く
なってからはあまり気にしていなかったのだけど、
浪人してるとき たまたま見た新聞(朝日S63/9/13)の
“
らいたあ登場
大塚英志さん『システムと儀式』”、という記事が目についた。
名前はうろ覚えだったけれど(大塚某としか^^;)書いてる内容はそれっぽい
(コミックスとかを引っ張り出して名前を確認したように思う)。
購入し読んでみて、めいっぱい気にいってしまう。
自分が当時気になってたマンガ作品に対する感想文でない書評や評論があったり、
おたく関係のもやもやと思っていたことが文章としてあったり。
自分のような連中がある程度いることを前提に商売する人間がいるんだ、
という安堵感もあったように思う。
その他もろもろで、趣味に落ちた人生も悪くないな、っと思ってしまったのだった
(^^;)
その後は何冊か出てる評論本も何冊か買う程度の怠け者なファンになってしまったようだ
(他の人のサブカルやら文学やらには結局興味いかんかったし)。
ただし、大塚英志原作のマンガについては、
企画的なところに興味はいくけど(飯田耕一郎と組んだ宗教コミックとか...)、
いまいち好みからずれていて、名前があるとかえって手が出なかった
(田島昭宇のマンガはいいけど他は...)。
ここ数年『サイコ』『北神忌憚』と続いて小説も面白かったので、
(去年の復刊ラッシュもあって)他も手に取るようになったってのが正直なところ
(でも、やっぱり、いまいちな奴はいまいちだなあ...)。
2001-01-20
感想とかメモとか
2003-09-21 最近の戯言へのリンクを追加
リンク
先に上げたもの意外で、なんとなく気に入ってたり後でみようかと思っている頁へのリンクです。
2003-09-21 リンク修正